ひ。抜粋ノート(抜粋18箇所)
抜粋ノート
・ケネディ
どこに住もうとすべてのアメリカ人は、立ち止まってこのことやこれに関した出来事について自らの良心に問うてもらいたい。この国は多くの国と多くのバックグラウンドからの人々によって作られた。人間は皆平等に創られ、一人の人間の権利が脅かされるなら、すべての人間の権利は減少するという原則のもとに建てられたのだ。
今日われわれは、世界中で自由を得ようとしている人々の権利を守り、それを促進するための世界的戦いの真っ只中にある。アメリカ兵がベトナムやベルリンに送られる時、われわれは白人だけに要請しない。ならば、どのような肌の色のアメリカ人学生でも、軍隊に守られずに自分が選んだ学校で学ぶのは可能であるべきではないが。(中略)
われわれは基本的にモラル・イッシュー(道徳的問題)に直面している。今日のアメリカに生まれる黒人の子供は、同じ日同じ場所に生まれた白人の子供に比べて、高校卒業のチャンスは半分しかない。大学卒業のチャンスは白人に比べて3分の1、専門職につけるチャンスは3分の1、失業の可能性は2倍、年間1万ドルを稼げる確率は7分の1、平均寿命は7年も短く、平均収入は2分の1にすぎない。(中略)
リンカーン大統領が奴隷解放を行ってからすでに100年が過ぎた。しかし彼らの子孫、彼らの孫たちはまだ完全に自由ではない。そしてこの国は何を主張し、どんなに立派な行動をとろうと全国民が自由にならない限り決して自由な国家にはならない。
われわれは世界中で自由のすばらしさについて説いている。そして国内では自由を大切にしている。しかし世界に対して、そしてもっと重要なことはわれわれ自身に対して、アメリカは自由の土地である、ただし黒人を除いては、と言えるだろうか。われわれには二等国民などいない、ただし黒人を除いては。われわれにはカースト制ではなく、ゲットー(特定人種の居住区)もなければ、マスター・レース(最優秀民族)もない、ただし黒人を除いては……。(中略)
ゆえにわれわれは国家として国民としてモラル・クライシス(道徳的危機)に直面している。(中略)何もしない人間は恥だけでなく暴力も招いているに等しい。大胆に活動する人間は正義と現実を認めているのである。(中略)
わが同胞アメリカ国民よ。この問題は、北部と南部とにかかわらずあらゆるアメリカ市民が直面している問題なのだ。今日、黒人の失業者は白人の2倍か3倍に達している。不十分な教育を得て、大都市に移り、職を見つけることができない。特に若者はうつろな毎日を過ごし、明日への希望も抱けない。平等の権利は拒否され、レストランでは食べるものも食べられず、劇場へは入れず、まともな教育も受けられない……。
この国が一つになったのは、ここに来たすべての人間がその才能を伸ばす平等な機会が与えられたからではなかったか。
10%の国民に対してあなた方にはその権利が与えられないと言えるだろうか。あなた方の子供たちはどのような才能を持っているようが、それを伸ばす機会は与えられないのだと言えるだろうか。その権利を得るには街頭に出てデモをやる他ないのだと彼らに言えるだろうか。
彼らに対しても、われわれ自身に対しても、もっと良い国を作る責任があると私は信ずる。
「金は
良い召使いだが、
場合によっては
悪い主人でもある」
If money be not thy servant, it will be thy master.
・英国、
ゲームで
「インフレーション」を
小学生のころから
学ぶ。
・「お金が汚い」
→約500人生徒のうち、8割弱。
→お金の話が
タブーとして
扱うようになる。
→ノーベル賞で有名。
お金に関する「教育の機会」を与えた。
単なる消費として回すだけでなく、
投資して付加価値を生み出し
増やすという意識。
借りたお金を
期日までに返すことが
信頼につながるという意識。
→マイクロファイナンス機関。
「村(gram)」という単語に由来。
ムハンマド・コヌス。
グランファミリーと呼ばれる
ソーシャル・ビジネス展開。
(貧困層を対象にした
比較的低金利の
無担保融資)
・富裕層(金融資産100万ドル以上)
→英国51万世帯(世界4位)
超富裕層(金融資産1億ドル以上)
→英国1044世帯(世界2位)
日本15位以内にすら入っていない。
個人金融資産内訳
→日本6割近くが現預金。
英国現預金3割程度→年金保険、株式、投資信託など7割超え→金融の知識が必要なもの。
・お金に関する教育レベルの差を考えること。
・日本人は
圧倒的に
値段交渉に
慣れていない?
「定価」という
流通をスムーズにするための
サービスに、
あまりにも
慣れすぎている。
普段の生活の中で
値段交渉することは
ほとんどない。
値段のない飲食店に入ることは
かなり勇気がいると感じる。
→値段があることで、
モノの価値を
自らの目で見極め、
交渉する力を
失ってきた。
→ビジネスの世界では
必要不可欠な力。
・インド人のビジネスマンは優秀?
→数学が得意な民族。
激しい競争を勝ち抜いている。
値札のない買い物という暮らしに
小さいころから慣れ親しんでいる。
ネゴシエーション・スキル=交渉力
マイクロソフトへの売却時、
故郷の野菜市場で鍛えたスキルで
ビルゲイツ言い値1億6000万ドルを
4億ドルにまで
引き上げていた。
・「定価」という概念
初めて
一般向けの定価販売を始めた
といわれている。
・お金持ち≠幸せ?
①遺産相続での裁判
→一生苦労なく暮らせる
十分なお金があっても、
そのせいで
家族との縁を
失う。
②十分な資産を持ちながら、
人生のほとんどを
「心配事」に費やす
→「増やさなくていい、減らなければ」
が口癖。
財産を守ることで
人生の大半を費やす。
知らず知らずのうちに、
持っているお金自体に
人生を縛られてしまう。
③使い切れないほどの
お金がある投資家
→「バブル時の損を株で取り戻したい」
過去に失ったお金に
とらわれている。
十分な資産と
十分な不労所得があっても、
心はずっと、
バブルで失った資産と、
毎日の株価を見ることに
とらわれている。
・「お金とは何か?」に答えられるか。
→わからないままでは、
お金に振り回されてしまう。
→お金について学ぶべき。
・お金とは?
→人間が作った道具、仕組み。
そのルールは
時代に応じて
変化する。
お金にはクロニクル(歴史)がある。
・カール・サンドバーグ
→お金というのは
力であり、
自由であり、
心痛を和らげるクッションであり、
また、
あらゆる悪の
根源であるが、
一方、
最大の幸福にも
なるのである。
・ベトナム
「冥金」Tien Vang Ma
旧暦毎月1月15日
冥土にいる
祖先が
必要なモノを燃やして
送る。