ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.36 (抜粋5箇所)『モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います』原作よっしゃあっ! 漫画ラルサン キャラ原案こるせ 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 

 

   『モンスターがあふれる世界になったので、

     好きに生きたいと思います』

       原作 よっしゃあっ!

       漫画 ラルサン

       キャラクター原案 こるせ

 

 

 

・助けるべきだろうか?

 仮に今ここで

 あの人たちを助けるため

 乱入したとしよう。

 アイテムボックスでの迎撃や

 モモによるスキルとのコンボで

 上手く立ち回れるかもしれない。

 でも、確実じゃない。

 死ぬ可能性だってある。

 オークの強さは未知数だ。

 この状況で

 果たして

 そこまでするメリットが

 あるのか?

 経験値が手に入り

 たぶん

 LVも上がるだろう。

 助けた人々に感謝され

 様々な情報も得られる

 かもしれない。

 でも

 その後は?

 きっと

 彼らは俺を頼る。

 自分たちの安全を

 確保するための

「戦力」として。

 アイテムボックスについても

 聞かれるかもしれない。

 食料についても

 分けろと言われるだろう。

「こんな状況だ」

「困った時はお互い様だろ?」

 そんな都合のいい御託を

 並べられて。

 となれば

 待っているのは

 荷物持ちに用心棒。

 元社畜な俺だ。

 きっと

 その流れに

 身を任せてしまうだろう。

 ろくに頼りもしない

 赤の他人のために……。

 ……正直

 面倒臭いな。

 ああ

 俺って

 意外と

 ろくでなし

 だったんだな。

 でも

 それって

 そんなに

 おかしなことだろうか?

 こんな世界だ。

 誰だって

 自分の命が一番だ。

 何も間違ってない。

 間違ってるはずがない。

 

 

・ここで俺がやらなきゃ

 モモが死ぬ。

 アカも死ぬ。

 そんなのはごめんだ!

 最後の一瞬まで足掻け!

 みんなで生き延びるんだ!

 だから考えろ!

 こいつの倒し方を!

 

 

・今の世界では

 一致団結して

 問題の解決に

 当たらなければ

 ならない。

 人間の強さは

 個の強さではなく

 社会性――

 すなわち

 組織的な強さこそが本質!

 数こそが力!

 だが

 反対意見を言う者や

 与えられた役目を

 全うしない者もいる。

 そんな奴らを

 いちいち

 相手にしたら

 キリがない。

 その間に

 モンスターに

 襲われて

 終わりよ!

 なら

 どうすればいいか?

 相手の考えを

 塗りかえればいい。

 ああ……

 スキル「魅了」を

 最初に

 手に入れられたのは

 幸運でした。

 

 

・いや

 別に

 笑いませんよ?

 中卒だろうが

 引き籠りだろうが

 そんなのは

 関係ないことです。

 イチノセさんは

 自らの危機を顧みず

 俺やモモを

 助けてくれた。

 だから

 俺は思ったんですよ、

 この人なら

 信頼できる!

 仲間にしたいって。

 

 

・ああ

 やっと分かった。

 自分のするべきことは

 君を拒絶することじゃない。

 笑顔にすることだ。

 自分が

 化け物に

 変わり果てても

 君が

 温もりをくれるなら

 君を

 守り続けよう。

 君を

 笑顔にしてみせよう。

 あの時

 誓ったように。

 

 

にほんブログ村 本ブログ 本・読書情報へ
にほんブログ村

 

 

https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11135325