ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.103 『明日を生きる言葉135』江口克彦 PHP文庫 ー抜粋13箇所

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『明日を生きる言葉135』

   江口克彦

    PHP文庫

 

 

 

・人生を充実させたい人

 人間関係に悩んでいる人

 仕事に行き詰まりを感じている人

 新しい自分に出会いたい人

―――そんな人に贈ります。

 

 

・複雑多様な時代に

 なっても、

 人間を

 忘れては

 いけない。

 いや、

 そのような

 時代に

 なればなるほど、

 一人一人が

 大事という、

 人間大事の精神を

 大切にしたい。

 人間が大事、

 人間が大事、

 人間が大事。

 常に

 人間を

 出発点にする

 発想をし、

 行動をしたい。

 

 

・生きがい、

 働きがいは、

 行動によって

 もたらされる。

 待っているだけでは、

 決して

 生まれるものではない。

 行動によって

 もたらされた

 生きがい、

 働きがいから、

 真の幸福感が

 生まれてくる。

 

 

・いろいろな人が

 いるからいい。

 人は

 誰でも

 価値ある存在。

 それを、

 自分だけが

 正しいと

 考えるところから

 不幸が始まる。

 争いが起こるのである。

 

 

・時間は

 貴重である。

 その貴重な時間を

 有効に使うには、

 何を優先させ、

 何に重点をおいて

 時間を分割し、

 いかに

 集中的に

 動くかである。

 人生を

 充実させるためにも、

 自分で

 時間の管理を

 しっかりしていきたい。

 

 

・普通に

 生きている。

 普通に

 歩くことができる。

 普通に

 見ることができる。

 このような

「普通」の中に

 感動を

 覚えることができる人は

 幸せである。

 何故なら、

 普通の中に

 真の人生が

 存在しているからである。

 

 

・人は

 決して

 すべて

 平等に

 生まれては

 いない。

 しかし、

 その不平等を

 認め、

 肯定し、

 そこから

 出発できる者は、

 幸福を

 獲得することが

 できるだろう。

 

 

・マイナスの

 境遇から始まり

 百の世界まで

 到達した人間と、

 三十から始まり

 五十までしか

 みていない人間。

 この差は

 いったい

 何なのか。

 もちろん

 経験の大小は

 いうまでもないことだ。

 しかし、

 何よりも

 違うのは、

 考える時間の

 長さでは

 ないだろうか。

 苦しいときや

 追いつめられたときに、

 人間は

 全神経を集中させて

 考える。

 何とか

 その状況を

 変えようと

 考える。

 どうすれば

 食べていけるのか。

 どうすれば

 病気が良くなるのか。

 どうすれば

 会社が発展するのか。

 この

 “どうすれば”の

 積み重ねが

 人間としての

 深みを

 生み出す。

 三十から五十までしか

 見ていない人間には、

 “どうすれば”

 という

 絶対数が

 少ない。

 マイナスから百まで

 到達した人は、

 小馬鹿にされたり、

 軽く見られたり

 ということの

 連続だったかも

 しれない。

 そして、

 そのときの

 人の気持ち、

 悔しさ、

 人間の機微を

 味わいながら

 生きたことだろう。

 そこで

 “どうすれば”を

 積み重ねることにより、

 人間を見る

 哲学を持ち、

 人を大切にする心、

 感謝する心が

 生まれてくるのでは

 ないだろうか。

 

 

・日本人は

 議論が

 得意ではない。

 このことは

 自他共に

 認めるところである。

 そのわけは

 次の点にある。

 

①議論が盛り上がり、

 意見のやり取りが

 激しくなってくると、

 感情的になってしまう。

 議論白熱が

 感情激化を招き、

 言葉遣いが

 荒々しくなり、

 論旨も

 乱れやすくなる。

②相手の主張に

 耳を傾ける

 気持ちの余裕を失い、

 自説のみを

 主張しようとする。

 要するに

 議論に

 熱が入るあまり

 論戦となり、

 果ては

 口論になってしまうわけだ。

 

 しかし、

 こうした

 感情的、

 攻撃的な

 議論では、

 たとえ

 相手を

 打ち負かしたとしても、

 その意見を変えさせ、

 自分の意見を

 肯定させることは

 できない。

 相手の心のうちに

 感情的な

 わだかまりができ、

 心が閉ざされるからだ。

 では、

 どうすれば良いか。

 ポイントを

 あげるとすれば、

 第一に、

 自分の考えを

 十分に

 相手に伝える

 努力をする。

 第二に、

 相手の考えにも

 十分

 耳を傾ける。

 第三に、

 主張するだけ主張し、

 相手を納得させるよう

 努める一方、

 相手の主張が

 より理にかない、

 当を得ていることが

 わかったら、

 素直に

 自説を退け、

 相手の説を

 受け容れる。

 第四に、

 感情的に

 ならないよう

 自分で

 気をつけるだけでなく、

 相手の感情を刺激し、

 怒らせないように

 心を配ることである。

 

 

・超高速超複雑な

 時代は、

 すぐ動く人、

 自分の考えを話せる人

 でなければ

 生きていけない。

 今日は

 不動の時代でも

 なければ、

 以心伝心の時代でもない。

 

 

・人間の個性は、

 見方によって

 長所にもなれば

 短所にもなる。

 相手の長所を見れば、

 相手は

 あなたを信頼する。

 お互い

 信頼するところから、

 良き人間関係が

 生まれる。

 

 

・人間の心は、

 些細なことで

 大きくなったり、

 しぼんだり、

 あるいは

 傷ついてしまったりする。

 自分の良い点を

 指摘されれば

 嬉しいし、

 欠点を

 指摘されれば、

 心は曇る。

 だから、

 相手を見るときに

 できるだけ

 長所を見る、

 いや

 長所となるように

 見ることが

 大切ではないか。

 そうすれば、

 相手も

 自分をよく見てくれる人だ、

 短所さえ長所と捉えてくれる人だと、

 あなたに

 大きな信頼を

 抱くようになる。

「士は

 己を知るもののために

 死す」

 という

 言葉があるが、

 昔の武士に限らず、

 人は

 誰でも

「他人から

 理解されたい」

 という

 願いを

 持っている。

 そして、

 人は、

 自分を

 わかってくれている人のためには

 意欲を掻き立てられるのである。

 

 

「上機嫌は

 社会で

 着ることのできる

 最上の衣裳」である。

 明るく

 陽気に、

 そして

 誠実に

 上機嫌に話せば、

 会話は弾み

 楽しくなる。

 楽しくなれば、

 対人関係は

 いっそう

 スムーズになるだろう。

 

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