ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.132 『バビロン大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン 楡井浩一翻訳 文響社 ―切り抜き10箇所

 

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『バビロン大富豪の教え』

   ジョージ・S・クレイソン

   楡井浩一翻訳

     文響社

 

 

 

・この本のテーマは、

 私たち

 個々人の

 経済的成功にあります。

 成功とは、

 私たち自身の

 努力と能力の

 成果として

 得られる実りを

 意味します。

 しかるべき準備こそが、

 成功への鍵。

 人は

 頭で考えていること以上に

 賢明な行動はとれないし、

 頭で理解していること以上に

 賢明なことは

 考えられないものです。

 

 

・富は、

 この世での

 成功の度合を

 測る物差しである。

 富は、

 この世で

 あがなえる

 最上の快楽を

 味わわせてくれる。

 富は、

 それを得るための

 単独明快な法則を

 わきまえた者たちのもとに、

 潤沢に

 もたらされる。

 

 

「富は、

 財布に入れて

 持ち運ぶものではない。

 いかに肥え太った

 財布も、

 滔々と流れる

 黄金の河がなかったら、

 たちまち

 空になる。

 アルカドは、

 どれほど

 気前よく

 散財しようと、

 常に

 財布を満たすだけの

 収入源を

 持っているのだ」

 

 

・富とは力だ。

 富があれば、

 数多くのことが

 可能になる。

 極上の調度品で

 わが家を飾ることができる。

 はるかな海へ

 旅することができる。

 遠い国々の珍味を

 口にすることができる。

 金細工職人や宝石職人の

 巧んだ品々を

 あがなうことができる。

 神々のために

 巨大な神殿を

 建てることができる。

 これら

 すべてのことを、

 そして、

 五感を喜ばせ、

 魂を満たすような

 ほかのさまざまなことを、

 富は叶えてくれるのだ。

 

 

・この世にいる間は、

 人生を楽しみたまえ。

 頑張り過ぎたり、

 荷を重くしすぎたりは

 せぬことだ。

 無理なく

 蓄えられる額が

 稼ぎの十分の一なら、

 その割合を保つことで

 よしとしたまえ。

 守銭奴にならず、

 必要な出費を恐れず、

 収入に応じた暮らしを

 営みたまえ。

 価値のある品や

 楽しいことに

 囲まれてこそ、

 人生は

 豊かで

 味わい深いものとなる。

 

 

「もし

 皆さんが

 ご自身の財を

 積み上げたいと

 望まれるのなら、

 すでに築かれた

 富の源を

 活用するのが

 賢明ではありますまいか?」

 

 

「優柔不断な人は、

 好機が来ても

 つかみません。

 待ちます。

 今は

 やること

 たくさん

 あるから、

 と言います。

 それ、

 さよならです。

 好機は

 そんな

 のろまな人、

 待ってくれません。

 運をつかみたい人、

 ぱっと

 踏み出します。

 好機が来たとき、

 ぱっと

 踏み出さない人は、

 親愛なる商人のかたと同じ、

 とっても

 優柔な人です」

 

 

・「お金」と「幸せ」を生み出す

 五つの黄金法則

①家族と自分の将来のために

 収入の十分の一以上を

 蓄える者の元には、

 黄金は

 自らを膨らませながら、

 喜んでやってくるだろう。

②黄金に稼げる

 勤め先を見つけてやり、

 持ち主が

 群れを膨大に増やす

 羊飼いのように

 賢明ならば

 黄金は

 賢明に働くことだろう。

③黄金の扱いに秀でた者の

 助言に

 熱心に耳を傾ける

 持ち主からは、

 黄金が

 離れることはないだろう。

④自分が理解していない商い、

 あるいは、

 黄金の防衛に秀でた者が

 否定する商いに

 投資してしまう持ち主からは

 黄金は

 離れていくだろう。

⑤非現実的な利益を

 出そうとしたり、

 謀略家の甘い誘惑の言葉に

 のったり

 己の未熟な経験を

 盲信したりする者からは

 黄金は

 逃げることになるだろう。

 

 

・ニネヴェに、

 動物の言葉のわかる

 農夫がいるが、

 その話を聞いたことが

 あるかね?

 まあ、

 きみのような職人が、

 鋳物の炉を扱いながら

 言い交わす類の話では

 あるまい。

 これから

 その話を

 お聞かせしよう。

 カネの貸し借りとは、

 単に

 ある者の手から

 別の者の手へ

 貨幣が渡るだけの

 取引ではないことを、

 きみに

 知ってもらいたいからだ。

 

 動物の言葉がわかる

 その農夫は、

 夜ごと

 農場をぶらついては

 動物たちの会話に

 耳を傾けていた。

 ある晩、

 牡牛が

 驢馬を相手に、

 自分の過酷な境遇を

 嘆くのが

 聞こえてきた。

「おれは

 朝から晩まで、

 鋤を引いて

 働いているんだ。

 どんなに暑い日だろうが、

 どんなに脚が疲れていようが、

 どんなにひどく軛で首をすりむこうが、

 休むわけには

 いかん。

 それに引き換え、

 きみは

 優雅なご身分だな。

 色とりどりの銅掛けで

 身を飾り、

 仕事といえば

 せいぜい

 ご主人を乗せて、

 行きたいところへ

 運ぶくらいなものだろう。

 ご主人が

 外出しないときは、

 きみは

 のんびりと、

 一日中

 牧草を食んでいる

 じゃないか」

 驢馬のほうは、

 足癖は悪いが

 気のいいたちだったので、

 牡牛に同情した。

「友よ、

 きみは

 本当に

 よく働いているから、

 なんとか

 楽をさせてやりたいな。

 よし、

 一日休むための

 いい手を教えるよ。

 朝になって、

 奴隷が

 きみを

 鋤につなごうとしたら、

 地面に転がって

 大声で鳴くんだ。

 そうすれば、

 奴隷は

 きみが

 病気で働けないと

 ご主人に言うだろうよ」

 翌朝、

 牡牛が

 驢馬の助言の通りにしたところ、

 奴隷は

 農夫のところに戻って、

 牡牛が

 病気で

 鋤を引けないと

 報告した。

 農夫は、

「じゃあ、

 驢馬を鋤につなぐんだ。

 畑を

 遊ばせておくわけには

 いかんからな」

 と命じた。

 驢馬は

 ただ

 友だちを助けようと

 思っただけなのに、

 その日一日、

 何故か

 牡牛の仕事を

 やらされるはめになった。

 夜になって

 鋤から解放されたときには、

 心は

 恨みつらみで

 いっぱい、

 脚は

 へとへと、

 首は

 鋤で擦り切れて

 ひりひり

 痛んだ。

 農夫は

 その晩も

 農場に歩いていって、

 耳を澄ました。

 先に

 牡牛が話しかけた。

「きみは

 よき友だ。

 きみの

 賢い助言のおかげで、

 休日を楽しめたよ」

「こっちは

 とんだ災難さ」

 と、

 驢馬が言い返した。

「友だちを

 助けようなどと、

 余計な親切心を

 起こしたばかりに、

 代わりに

 働かされてしまったよ。

 これからは、

 ちゃんと

 自分で

 鋤を引くんだな。

 ご主人が

 奴隷に言っているのを

 聞いたんだが、

 また

 きみが

 病気になるようなら、

 肉屋に引き渡せとさ。

 そうなればいいんだ、

 きみみたいな

 怠け者は」

 それ以来、

 牡牛と驢馬は

 ひと言も

 口をきかなくなった。

 この出来事で、

 二頭の友情は

 終わったのだ。

 この話の教訓が

 わかるかね?」

 

 

「労働を

 毛嫌いする者もいる。

 そういう者は、

 労働を

 敵にしてしまう。

 それよりは、

 労働を

 友人のように扱い、

 自分から好きになるよう

 心掛けたほうがいい。

 過酷な作業でも、

 嫌がっては

 いけない。

 おまえさんが

 素晴らしい家を

 建てようとするなら、

 石材が重かろうが、

 漆喰用の水を汲む

 井戸が遠かろうが、

 苦にはなるまい。

 もし

 ご主人を得たら、

 そのご主人のために

 力の限り働くと

 約束してくれ。

 たとえ

 ご主人が

 おまえさんの

 やったことを全部

 認めてくれなくても、

 気にすることはない。

 よくなされた労働は、

 なした者に

 益をもたらす

 ということを

 忘れるな。

 なした者は

 なす前より

 上等な人間に

 なれるんだ」

 

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