ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ独学ノート ー抜粋18箇所

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 名言・格言へ
にほんブログ村

f:id:ReincarnationLove:20220311124928p:plain

   独学ノート

 

 

・問題を解くことに

 没頭するあまり、

 人々は

 自ら問いかけることを

 忘れがちである。

 特に、

 素直な子供ほど

 こうなる

 可能性があるだろう。

 問題を与えられ、

 それを

 正しく

 解くことだけに

 満足し、

「正解だ」

「一番だ」

 と誉められて

 喜びを感じてしまう

 ケースも多い。

 ゲームなど

 多くが

 その典型とも言える。

 それが

 間違っている

 という意味ではない。

 その問題を

 作ったのは

 だれなのか、

 その問題を

 自分たちに

 提示している

 仕組みは

 何か、

 という

 客観を持つことが

 重要なのであって、

 そこに

 一段

 高い視点が

 存在する。

 つまり、

 問題を解くまえに、

 その問題は

 何故

 生まれたのか、

 それを

 解くことの意味は

 何なのか、

 問題自体が

 間違っている

 可能性はないのか、

 という

 問いかけが

 大切なのだ。

 

 

・人は、

 どう答えるかではなくて、

 何を問うかで

 評価される。

 

 

・最初から

「何か質問してやろう」

 という

 意気込みで

 講義を聴くことが、

 少なからず

 効果のあることだ

 とわかった。

 ここに、

 単なる

 受け身の授業なのか、

 積極的に参加する授業なのか、

 の違いがあるともいえる。

 

 

・質問に対する答え方の

 基本的な心得。

①情報を問う質問には、

 情報が存在する

 範囲で答え、

 その情報を得る方法を

 教えれば良い。

②意見を問う質問に関しては、

 意見を誇張して

 ずばり答えるか、

 あるいは、

 その意見を問う理由、

 意見を一つに

 絞らなければならない理由、

 を問い返す。

③人生相談、

 あるいは

 哲学的な質問に関しては、

 まず

 定義を問い返す。

④個人的な質問に関しては、

 ある面は

 誇張して答え、

 ある面は

 かわす。

⑤自分で解決しなければ

 意味がないことを

 気付かせる。

 

 

ワープロばかり

 使っていて

 漢字を忘れると

 悲しくないですか?」

→何かを忘れられるのは、

 その分、

 頭を

 他のことに

 使えるわけだから

 嬉しい。

 人間は

 歩けるようになると、

 はいはいを忘れる。

 はいはいを忘れて

 悲しいですか?

 手紙は

 ワープロで書く。

 稀に

 手で書くときは、

 必ず

 ワープロで下書きして、

 それを見ながら書く。

 

 

「新しいことを

 知るたびに、

 人間は

 いろんなことを

 考えるものだ

 と思う」

→そう思う。

「新しい」

 という言葉は

 非常に大切。

 足が速い、

 力が強い、

 という能力と

 同じように、

 新しいものを

 感じる能力が

 人にはある。

 

 

「成功するために

 必要なもののうち、

 99%が努力で、

 残り1%は才能だ

 といいますが、

 先生は

 才能というものが

 存在すると

 思いますか?」

→思います。

 努力できることが才能。

 だから、

 成功は

 100%才能だと思う。

 才能は

 持って生まれたものではなく、

 思い立ったときに、

 あるいは、

 やる気があるときに

 生まれるもので、

 いつでも消える。

 自分自身を

 どれだけ

 コントロールできるかが

 才能です。

 

 

「何かに悩んでいる人は、

 解決策を知らないのではなく、

 最良の解決策を

 面倒で

 したくないだけだ」

 

 

「先生は

 生きてて

 何になるんですか?」

→わからない。

 それを

 知りたいから

 一応

 生きている、

 というのが

 答えです。

 勉強して

 何になるのか

 知りたかったら

 勉強するしかない。

 何も知りたくなければ、

 死んでいるのと

 同じ。

 

 

「読んでおくと

 将来

 自分のためになるような

 本を

 教えてください」

→それは

 君が選ばないと

 意味がありません。

 

 

「最近

 やる気が

 出ないのですが、

 どうしたら

 やる気が

 出るように

 なりますか?」

→嫌でも

 やること。

 やる気がなくても、

 やっていれば、

 そのうち

 何とかなるでしょう。

 

 

・もう少し

 頭を使って

 生きてください。

 問題は

 山のようにある。

 問題を見つけることが

 一番

 問題です。

 人は、

 餌を待っている

 飼い犬ではありません。

 

 

・人生には、

 テキストも

 ノートも

 助っ人も

 何でも

 持ち込めます。

 

 

「『つまらない授業ですね』

 と言いながら、

 何故、

 笑顔で

 授業を

 進めるのですか?」

→仕事だからです。

 お金で雇われている。

 ボランティアではない。

 好きでしているわけでは

 ありません。

 学生は、

 好き好んで

 お金払って

 大学に来ているのに、

 どうして

 嬉しそうに

 授業を

 受けないのでしょう?

 

 

・問題は

 いくらでも

 出すけれど、

 単位のためでないと

 頭を動かせないという、

 不自由さを

 感じましたか?

 

 

・何も知らなくても、

 いろいろ

 便利な道具が

 使えるようになった。

 ブラックボックス化した、

 といえる。

 たとえば

 CDで

 音楽を楽しんでいても、

 それが

 どんな原理で

 音楽を記憶し

 再生しているのか

 知らない人のほうが

 圧倒的

 多数だろう。

「昔のものは

 だいたい

 わかった」

 と言う人もいるが、

 では

 ヘリコプタが

 どうやって

 前進するのか

 ちゃんと

 説明できる人は

 千人に一人も

 いないだろう。

 ディテールを見ていけば、

 いろいろなレベルで

 不思議が

 身の回りに

 溢れている。

 いちいち

 気にしていたら

 生活ができない。

 それらを

 鵜呑みにしないと

 生きていけない

 時代になった、

 ということだ。

 ただ、

 そういった

 不思議に

 埋もれているうちに、

 不思議を不思議だと

 感じるセンサが

 退化してしまうことは

 人類にとっての

 マイナスだろう。

 

 

・生活を

 苦しくしても、

 自分で

 馬鹿だな

 と思っても

 やっている

 というのが

 道楽で、

 それは、

 つまり、

 贅沢。

 役に立つものに

 お金を使うことは、

 贅沢でも、

 道楽でも、

 余裕でもない。

 どんな状況でも

 道楽はできるし、

 道楽すれば

 贅沢になる。

 

 

「先生は

 やる気のないときは

 どうしていますか?

 やる気がないのに、

 やらなくてはいけないときは

 どうしますか?」

→やらなくて良いときに

 やる気がなくなることは

 一般にない。

 つまり、

 やる気がないときは、

 たいてい

 やらなくてはならないときだ。

 森は、

 やる気がないときは

 やらない。

 方法は

 二つ。

 やらなくてはいけないことを、

 やらなくても良いことにするか、

 それとも、

 やる気を出すのか、

 のどちらか。

 

 

にほんブログ村 本ブログ 本・読書情報へ
にほんブログ村

 

https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11135325