ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ独学読書ノートNo.69 『FACT FULNESS』ハンス・ロスリング 日経BP社 ー抜粋33箇所

 

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『FACT FULNESS』

  ハンス・ロスリング

   日経BP社

 

 

 

・世界のことについて

 考えたり、

 推測したり、

 学んだりするときは、

 誰でも

 無意識に

「自分の世界の見方」

 を反映させてしまう。

 だから、

 世界の見方が

 間違っていたら、

 正しい推測も

 できない。

 

 

・私は

 視力矯正用の

 眼鏡を

 かけているが、

 それでも

 目の錯覚は

 防げない。

 錯覚は

 目で起こるのではなく、

 脳で起こるからだ。

 

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・話の中の

「分断」を示す

 言葉に気づくこと。

 それが、

 重なり合わない

 2つの

 グループを

 連想させることに

 気づくこと。

 多くの場合、

 実際には

 分断はなく、

 誰もいないと

 思われていた

 中間部分に

 大半の人がいる。

 分断本能を

 抑えるには、

 大半の人が

 どこにいるか

 探すこと。

 

 

「平均の比較」に

 注意しよう。

 分布を調べてみると、

 2つの

 グループに

 重なりがあり、

 分断など

 ないことが多い。

 

 

「極端な数字の比較」

 に注意しよう。

 人や国のグループには

 必ず、

 最上位層と

 最下位層が

 存在する。

 2つの差が

 残酷なほど

 不公平なときもある。

 しかし

 多くの場合、

 大半の人や国は

 その中間の、

 上でも下でもない

 ところにいる。

 

 

「上からの景色」

 であることを

 思い出そう。

 高いところから

 低いところを

 正確に見るのは

 難しい。

 どれも

 同じくらい

 低く見えるけれど、

 実際は違う。

 

 

・ネガティブ本能が

 刺激される

 理由は

 もうひとつある。

 そもそも、

「世界は

 どんどん

 悪くなっている」

 という人は、

 どういう

 考え方を

 しているのだろう。

 私が思うに、

 そういう

 人たちは

 実は

 あまり

 深く

 考えておらず、

 何となく

 感じているだけだ。

 

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・世界の今を

 理解するためには、

「悪い」と

「良くなっている」が

 両立することを

 忘れないように

 しよう。

 

 

・ネガティブなニュースに

 気づくこと。

 そして、

 ネガティブな

 ニュースのほうが

 圧倒的に

 耳に入りやすいと

 覚えておくこと。

 物事が

 良くなったとしても、

 そのことについて

 知る機会は

 少ない。

 すると

 世界について、

 実際より

 悪いイメージを

 抱くようになり、

 暗い気持ちに

 なってしまう。

 ネガティブ本能を

 抑えるには、

「悪いニュースのほうが

 広まりやすい」ことに

 気づくこと。

 

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・「悪い」と「良くなっている」は

 両立する。

「悪い」は

 現在の状態、

「良くなっている」は

 変化の方向。

 2つを

 見分けられるように

 しよう。

「悪い」と「良くなっている」が

 両立し得ることを

 理解しよう。

 

 

・良い出来事は

 ニュースになりにくい。

 ほとんどの

 良い出来事は

 報道されないので、

 ほとんどの

 ニュースは

 悪いニュースになる。

 悪いニュースを

 見たときは、

「同じくらい

 良い出来事が

 あったとしたら、

 自分のもとに

 届くだろうか?」

 と考えてみよう。

 

 

・ゆっくりとした

 進歩は

 ニュースに

 なりにくい。

 長期的には

 進歩が

 見られても、

 短期的には

 何度か

 後退するようで

 あれば、

 その後退のほうが

 人びとに

 気づかれやすい。

 

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・悪いニュースが

 増えても、

 悪い出来事が

 増えたとは

 限らない。

 悪いニュースが

 増えた理由は、

 世界が

 悪くなったからでは

 なく、

 監視の目が

 より届くように

 なったから

 かもしれない。

 

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・美化された

 過去に

 気をつけよう。

 人びとは

 過去を

 美化したがり、

 国家は

 歴史を

 美化したがる。

 

 

「グラフは、

 まっすぐになる

 だろう」という

 思い込みに

 気づくこと。

 実際には、

 直線の

 グラフのほうが

 珍しいことを

 覚えておくこと。

 直線本能を

 抑えるには、

 グラフには

 様々な形が

 あることを

 知っておくこと。

 

 

・なんでもかんでも、

 直線のグラフを

 当てはめないように

 しよう。

 多くのデータは

 直線ではなく、

 S字カーブ、

 すべり台の形、

 コブの形、

 あるいは

 倍増する線のほうが

 当てはまる。

 子どもは、

 生まれてから

 半年で

 大きく成長する。

 でも、

 いずれ

 成長が

 ゆっくりに

 なることは、

 誰にだって

 わかる。

 

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「恐ろしいものには、

 自然と

 目がいってしまう」ことに

 気づくこと。

 恐怖と危険は

 違うことに

 気づくこと。

 人は

 誰しも

「身体的な危害」

「拘束」

「毒」

 を恐れているが、

 それが

 リスクの過大評価に

 つながっている。

 恐怖本能を

 抑えるには、

 リスクを

 正しく計算すること。

 

 

・世界は

 恐ろしい

 と思う前に、

 現実を見よう。

 世界は、

 実際より

 恐ろしく見える。

 メディアや

 自身の

 関心フィルターのせいで、

 あなたのもとには

 恐ろしい情報ばかりが

 届いているからだ。

 

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・リスクは、

「危険度」と「頻度」、

 言い換えると

「質」と「量」の

 掛け算で

 決まる。

 リスク=危険度×頻度だ。

 ということは

 つまり、

「恐ろしさ」は

 リスクとは

 関係ない。

 

 

・行動する前に

 落ち着こう。

 恐怖で

 パニックになると、

 物事を

 正しく

 見られなくなる。

 パニックが

 収まるまで、

 大事な決断を

 するのは

 避けよう。

 

 

・最も貧しい

 場所では、

 すべてを

 完璧にこなすことは

 できません。

 何かを

 完璧に

 こなそうとすれば、

 もっと大事な

 ほかのことが

 おろそかになります。

 

 

・何かの

 重大さを

 勘違いしないために

 最も大切なのは、

 ひとつの

 数字だけに

 注目しないことだ。

 数字を

 ひとりぼっちにするのは

 絶対にダメ。

 ひとつの数字が、

 それ単体で

 意味を持つことなど

 ないのだから。

 もし

 数字を

 ひとつだけ

 見せられたら、

 必ず

「それと

 比較できるような、

 ほかの

 数字は

 ないんですか」

 と尋ねよう。

 特に、

 大きい数字を

 見せられたら

 気をつけよう。

 不思議なことに、

 ある程度

 ケタの数が

 増えると、

 ほかの数字と

 比較しない限り、

 どんな数でも

 大きく見える。

 数字が

 大きく見えると、

 その数字が

 さも重要なことを

 表しているように

 思えてくる。

 

 

 

・人は、

 何かの項目を

 ずらりと

 並べたとき、

 どの項目も

 同じくらい

 重要だと

 思いがちだ。

 だが、

 多くの場合は

 そうではない。

 むしろ

 いくつかの

 項目が、

 ほかの

 すべての項目を

 合わせたよりも

 重要になる。

 だから、

 私は

 人びとの

 死因を調べたり、

 家計簿を

 つけたりするときは、

 まず

「全体の8割を

 占める項目は

 どれだろう」

 と考えるように

 している。

 小さい項目に

 注目する前に、

「8割は

 どこにあるのだろう」

「なぜ

 この項目は、

 こんなに大きいのだろう」

「ということは、

 何が考えられるだろう」

 と問いかけてみよう。

 

 

・みんな、

 はるか遠くの

「どこか」で

 起きていることが

 不安なようだ。

 そんな

「どこか」では、

 自然災害で

 多くの人が

 亡くなり、

 感染症

 蔓延し、

 飛行機は

 しょっちゅう

 墜落する。

 地平線の

 向こうにある

「どこか」では、

 恐ろしいことが

 毎日のように

 起きているに

 違いない。

 そう考えると、

 なんだか

 不思議な気分に

 ならないだろうか。

 だって、

 そんな

 恐ろしいことは

「ここ」では

 滅多に

 起きないのだから。

 

 

・ひとつしかない

 数字を

 ニュースで

 見かけたときは、

 必ず

 こう

 問いかけてほしい。

 

・この数字は、どの数字と比べるべきか。

・この数字は、1年前や10年前と比べたらどうなっているか。

・この数字は、似たような国や地域のものと比べたらどうなるか。

・この数字は、どの数字で割るべきか。

・この数字は、合計するとどうなるのか。

・この数字は、一人当たりだとどうなるのか。

 

 できるだけ、

 量ではなく

 割合を計算しよう。

 その後で、

 数字が重要かどうか

 判断すればいい。

 

 

・ただひとつの数字が、

 とても重要であるかのように

 勘違いしてしまうことに

 気づくこと。

 他の数字と

 比較したり、

 割り算をしたりすることによって、

 同じ数字から

 全く違う意味を

 見出せる。

 過大視本能を抑えるには、

 比較したり、

 割り算をしたりするといい。

 

 

・比較しよう。

 大きな数字は、

 そのままだと

 大きく見える。

 ひとつしかない

 数字は

 間違いのもと。

 必ず

 疑ってかかるべきだ。

 ほかの数字と比較し、

 できれば

 割り算をすること。

 

 

・80・20ルールを使おう。

 項目が並んでいたら、

 まずは

 最も大きな項目だけに

 注目しよう。

 多くの場合、

 小さな項目は

 無視しても

 差し支えない。

 

 

・割り算をしよう。

 割合を見ると、

 量を見た場合とは

 まったく違う

 結論に

 たどり着くことがある。

 たいていの場合、

 割合のほうが

 役に立つ。

 特に、

 違う大きさの

 グループを

 比べるのであれば

 なおさらだ。

 国や地域を

 比較するときは、

「一人当たり」に

 注目しよう。

 

 

・人間は

 いつも、

 何も考えずに

 物事を

 パターン化し、

 それを

 すべてに

 当てはめてしまうものだ。

 しかも

 無意識に

 やってしまう。

 偏見があるかどうかや、

 意識が高いかどうかは

 関係ない。

 人が

 生きていく上で、

 パターン化は

 欠かせない。

 それが

 思考の枠組みになる。

 どんな物事も、

 どんな状況も、

 すべてを

 まったく

 新しいものとして

 捉えていたら、

 自分の周りの世界を

 言葉で

 伝えられなくなってしまう。

 

 

・世界の

 大半の人たちの

 生活レベルは、

 着実に

 上がっている。

 レベル3の

 人口は、

 今の20億人から

 2040年には

 40億人に増える。

 世界中の

 ほぼ

 すべての

 人が

 消費者に

 なりつつある。

 間違った

 イメージに

 とらわれて、

 世界の

 ほとんどの人は

 貧しすぎて

 何も買えない

 と思い込んでいると、

 史上最大の

 ビジネスチャンスを

 見逃してしまう。

 マーケティング

 予算をつぎ込み、

 ヨーロッパの大都市で

 おしゃれな暮らしを

 している

 金持ちに

「ヨガ専用」ナプキンを

 売り込んでしまう

 ようなことに

 なるわけだ。

 事業戦略に

 必要なのは、

 事実を基に

 世界を見つめ、

 そこから

 未来の

 ユーザーを

 見つけることなのに。

 

 

・みなさんが

 ニュースで

 よく見かけるのは

 レベル4の

 日常生活だし、

 逆に

 危機の映像は

 レベル4以外の

 ものばかりだ。

 グーグルに

「トイレ」

「ベッド」

「コンロ」

 と打ち込んでみるといい。

 レベル4の

 写真しか

 出てこない。

 ほかのレベルの

 暮らしぶりを

 見たくても、

 グーグルは

 役に立たない。

 

 

・人間の進化の

 過程では、

 この本能が

 役立ったに

 違いない。

 人間は

 昔から、

 あまり

 変化のない

 環境で

 暮らすことを

 選んできた。

 違う環境に

 次々と

 自分を

 合わせるよりも、

 同じ環境に慣れ、

 それが続くと

 考えるほうが、

 生き残りには

 適していたのだろう。