ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.144 『キツネと葡萄畑』タルムードより

 

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《キツネと葡萄畑》

 

 

 

 ある日、

 キツネが

 葡萄畑のそばを

 通りかかった。

 あまりにも

 美味しそうな葡萄が

 垂れ下がっているので

 畑に入って

 取ろうとした。

 ところが、

 葡萄畑は

 しっかりと

 柵に囲まれていて、

 太ったキツネは

 その隙間を

 通れない。

 

 そこで

 キツネは考えた。

「よし、

 それなら

 野うさぎを捕まえるのを

 やめて

 何日も

 空腹を我慢すれば、

 痩せて

 柵の隙間を

 通れるようになるに

 違いない」

 キツネは

 餌を獲る狩りを

 やめて

 自分の巣の中に

 何日もこもって、

 空腹を

 じっと我慢した。

 

 やっと

 柵の隙間を

 通れるぐらいに

 痩せてきたので、

 フラフラになりながら

 巣穴から出て、

 葡萄畑の柵を

 すり抜け、

 お目当ての葡萄に

 ありついた。

 その葡萄の美味なこと。

 あまりに

 美味しいので、

 ついつい

 キツネは

 夢中になって

 もうこれ以上

 胃に入らないほど

 何房も

 食べ続けた。

 そして、

 なっていた葡萄を全部

 食べ尽くしてしまった。

 

 ハッと我に返った

 キツネは、

 自分の腹が

 葡萄で

 パンパンに

 膨れ上がって、

 入ってきた柵を

 通り抜けられなくなって

 しまったことに

 気がついた。

 このままでは

 自分の巣穴に

 戻れない。

 

 そこで

 キツネは考えた。

 2つの方法があると。

 

①苦しいけれど

 食べた葡萄を全部

 吐き出して

 胃袋を

 元のペシャンコに

 戻す。

②猟師に見つかる危険を

 冒して

 柵の中にとどまり、

 葡萄の木の間に

 身を隠して、

 入った時と同じように

 痩せるまで待つ。

 

 さて、

 キツネは

 どちらを選択したのだろうか?

 

 

・何でも自分で

 やろうと思うと

 危険がたくさんある。

 一か八かは

 避けなければならない。

 

 

「最小リスクの最小効果」

 一回のチャレンジでは

 僅かな成果でいいので、

 リスクが少ないほうが

 いいと考える。

 少しの成果を得られれば、

 再チャレンジの機会は

 必ず巡ってくる。

 そう考えて

 欲張らずに

 次のチャンスを待つ。

 これを繰り返せば

 成果は

 積み重なって

 大きくなっていく。

 一か八かは

「最大リスクの最大成果」

 を狙う

 やり方で

 最も反ユダヤ的である。

 

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