ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.121 『金色のガッシュ』雷句誠 ー抜粋3箇所

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『金色のガッシュ!!』

   雷句誠

 

 

 

「清磨は、

 好きで

 天才になったわけじゃ

 ないんだぞ。

 清磨の父上が

 言ってたぞ。

 小学校までは

 普通に

 友達と

 遊んでたって。

 中学になって、

 だんだん

 友達が

 清磨の

 頭の良さを

 ねたみ始めたって。

 清磨が

 変わったんじゃない。

 清磨を見る

 友達の目が

 変わったんだ。

 清磨が

 実際

 何をした?

 今日、

 学校に来た

 清磨が

 何をした?

 おまえのように

 誰かを

 傷つけたか?

 おまえみたいに

 弱い者から

 金を奪ったか?

 学校に来なくていいのは

 おまえのほうだ。

 でくの坊。

 これ以上

 私の友達を

 侮辱してみろ。

 お前のその口

 切りさいてくれるぞ」

 

 

・そう……

 いつも

 そうだ。

 助けたい気持ちは

 ある。

 だが

 言い訳が

 浮かぶ。

 先のことを

 考える。

 そして

 何もしない自分を

 正当化する。

「自分に

 嘘をついている」

 だって。

 そんなことは

 自分が

 一番

 わかっている。

 

 

「清磨、

 おまえ、

 本当に

 それでいいのか?」

 い、いや……

 違う……

 俺だって

 本当は……

「……」

「走れ、

 清磨。

 もう……

 もう考えるな。

 走ってしまえ」

 

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