ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.89 『鬼ゴロシ』河部真道 日本文芸社 ー抜粋3箇所

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『鬼ゴロシ』

  河部真道

   日本文芸社

 

 

 

「俺の仕事では

 人の人生の

 最悪の刻に

 出くわす……

 結果

 俺が得た

 結論は

 こうだ。

 人生は

 辛く

 苦しい。

 俺の

 一番の

 幸せな思い出はな……

 6才の時

 ばあちゃん家へ

 家族と行く途中

 秋の夕日が

 真っ赤に燃える

 田の畦道

 とびまわる

 赤とんぼを

 見た時だ。

 何でもない

 景色が

 妙に

 心に残ってる……

 何の曇りもなく

 幸せだった……

 あんたにも

 そんな思い出

 あんじゃないの?」

 

 

「人は

 皆

 犯した罪を

 償わなければ

 ならない。

 すべからく

 全員がだ」

 

TVドラマで沢山使われているアイアン家具INDUSTRIAL BRANCH

 

「さて

 そこの

 若いの……

 勝負事に

 勝つ要因ってのは

 いくつもあるが

 負ける要因は

 常に

 一つしか

 ない。

 負けたと

 思うことだ」