ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.146 『難破船の三人の乗客』タルムードより

 

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《難破船の三人の乗客》

 

 

 

 ある時、

 船が嵐に遭って

 難破した。

 流れ着いたのは

 フルーツの

 たわわに実る

 島であった。

 船は

 その島で

 修理を済ませてから

 出航することになった。

 乗客は

 三人いた。

 

 一人の乗客は、

 いつ修理が終わって

 船が出てしまうか

 わからないので、

 取り残されたら大変だ

 と思い、

 船から降りなかった。

 嵐に遭い、

 何日も空腹だったが、

 船が出てしまう

 心配のほうが

 先にたち、

 それは

 我慢することにした。

 

 もう一人の乗客は、

 島に降りたが、

 船が見える範囲内で

 フルーツを食べ、

 船の修理が終わる

 様子を見て、

 急いで船に戻ってきた。

 たらふくは

 食べられなかったが

 なんとか

 空腹を満たし

 フルーツで

 水分補給もできた。

 

 もう一人の乗客は

 そんな簡単には

 船の修理はできないと思い、

 島の中まで入って

 フルーツを

 たらふく食べた。

 船は見えなかったが

 まだ大丈夫と

 次から次へと

 フルーツを食べた。

 お腹いっぱいになって

 戻ってきたら

 船は出航した後で、

 島に取り残されてしまった。

 

 まったく

 船を降りなかった

 乗客は、

 その後の航海に

 耐え切れず

 死んでしまった。

 島に取り残された

 乗客も

 無人島から

 脱出できず

 そこで

 一生を終えた。

 

 

・適正なリスク計算が必要。

 冷静に計算できる人間が

 生き残る。

 リスクを

「大・中・小」

 に分類して

 対処する。

 

 

 柔軟に頭を使えば、

 選択肢は

 いくつも

 思いつくはずだ。

 AかBだけでなく

 CもDもEもある。

 その中で

 どれが一番

 リスクが小さいか、

 そして

 最低限でも

 何らかの成果を

 得られるだろうかと

 考えをめぐらす。

 

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