ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ独学読書ノートNo.63 『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン著 きこ書房 ー抜粋13箇所

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仕事は楽しいかね?

   デイル・ドーテン著

    きこ書房

 

 

 

「勤めだして、

 ほぼ15年に

 なります。

 この15年の間に、

 何を

 誇れるように

 なったのか。

 何を

 達成した

 と言えるのか。

 私に言えるのは

 これだけです。

『そこそこの

 給料をもらっている』

 いったい

 何が

 いけないんだろう。

 私は

 真面目に、

 一生懸命に

 働いている。

 仕事だって、

 手際よく

 きちんと

 こなしてきた。

 なのに

 いっこうに

 出世できない。

 そのことに

 不満を

 漏らしたとしても、

 こういわれるのが

 落ちです、

『仕事があるだけ

 いいじゃないか』

 黙って

 感謝しろって?

 それじゃ

 まるで、

 生きている

 というのは

 まだ死んでいないこと、

 と言わんばかり

 じゃないですか」

 

 

「同僚は

 皆、

 いい奴です」

 私は続けた。

「問題は

 人じゃない。

 仕事

 そのものでも

 ない。

 私の仕事は

 ハードじゃありません。

 それに

 仕事は

 仕事。

 割り切っていますから。

 私は

 週に

 50時間

 働いています。

 来週も、

 その次の週も。

 そうやって

 また

 1年が

 過ぎていく。

 なのに

 昇給は

 とはいえば、

 スズメの涙。

 皆と

 同じように

 私も、

 世の中が

 もっと

 悪くなるだろう

 とは思えても、

 はるかに

 良くなっていく

 とは思えない。

 そこかしこで

 好景気だと

 騒いでいますが、

 この国の

 産業の

 隆盛期が

 過ぎたことは

 誰もが

 知っています。

 あっちでも

 こっちでも、

 気の滅入るような

 リストラの

 ニュースばかり。

 何カ月も、

 ときには

 何年も

 仕事のない

 友達が、

 誰でも

 一人や二人は

 いるでしょう。

 にもかかわらず、

 空前の

 好景気だなんて!

 じゃあ、

 いわゆる

 不景気のときには、

 いったい

 どうなるんですか」

 

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「前に一度、

 自由を

 切り開こうと

 したことが

 あります。

 友人と三人で

 お金を出し合い、

 小さな事業を

 始めようと

 したのです。

 コピーサービスの

 店でした。

 私は

 出資者の一人。

 友人の一人が

 段取りを

 つけてくれました。

 計画では、

 事業が

 軌道に乗ったら

 店舗の数を

 増やして、

 三人とも

 フルタイムで

 働くつもりでした」

「それで、

 どうなったのかね」

 相変わらず、

 熱心に

 老人が尋ねた。

「元手は

 ふいになりました。

 それでも

 あきらめようとせず、

 私たちは

 さらに

 お金を

 つぎ込んだのです。

 私は

 貯金を

 使い果たしました。

 二人の友人も、

 夢も、

 なくしました。

 何もかも

 失ってしまったとき、

 皆

 どう言ったと

 思います?

『それでも、

 まだ

 ちゃんと

 仕事が

 あるじゃないか』」

 

 

「何年か

 経ったら、

 もう一度

 やってみよう

 という

 気力が

 湧いてくる

 かもしれません」

 冷めた調子で

 私は言った。

「しかし、

 再挑戦するだけの

 資金が

 果たして

 あるかどうか、

 わかりません。

 解雇されたときに

 備えて、

 蓄えておかなきゃ

 ならない。

 なにせ

 数カ月単位で

 いろんな噂の

 飛び交う

 ご時世ですから。

 それに、

 子どもを

 大学まで

 通わせるのに

 いくらかかるか

 という

 証券会社の

 広告を

 見るたび、

 まだ

 何の蓄えも

 始めていない

 自分が

 間抜けに

 思えます。

 それから

 退職金積み立ても。

 待った。

 定年退職?

 きっと

 定年になって

 やっと、

『少なくとも

 私には

 仕事がある』

 なんて

 言わずに済むように

 なるんでしょう。

 そして

 代わりに

 言うんだ、

『少なくとも

 私は、

 まだ

 死んでいない』」

 

 

「他人は

 何のために

 いるのかね?」

 

 

・人生とは、

 くだらないことが

 一つ

 また一つ

 と続いていくのでは

 ない。

 一つの

 くだらないことが

 <何度も>

 繰り返されていくのだよ。

 

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「君の話から、

 この国の

 経済が

 新たな

 双子の要素を

 生み出したことが

 わかった。

 今度の双子は

 社員レベルで

 生まれている。

 “退屈”と“不安”

 という

 双子だ。

 君は、

 この二つは、

 同時には

 生じない

 と思うだろう。

 だけど、

 違う。

 人びとは、

 したくもない

 仕事をし、

 同時に

 それを

 失うことを

 恐れているんだ」

 

 

・試してみることに

 失敗はない。

 

 

「僕は

 これまで、

 仕事上の

 あらゆる問題は

 <情熱>があれば

 解決する

 と繰り返してきた。

 確かに

 それは

 そうなんだ。

 大好きな

 仕事を

 しているなら、

 人は

 何時間

 働いても

 苦にならないし、

 問題を

 解決することが

 楽しくて

 しょうがない

 ってことは、

 創造力に

 満ちている

 ってことだしね。

 懸命さと創造力が

 あれば、

 どんなことも

 うまくいく。

 だから、

 みんなと

 同じアドバイス

 僕もしてきた。

『大好きなことをしろ!』

 とね。

 いいアドバイスには

 違いない。

 だけれど、

 これには

 一つ

 問題がある。

 多くの人は、

 自分が

 どんな仕事が

 <大好き>か、

 どういう仕事を

 この先

 ずっと、

 毎日、

 朝から晩まで

 したいか、

 わからない

 ということだ」

 

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「僕が

 伝えたいのは、

 理想の仕事について

 ちゃんとした

 考えを

 持っていないなら、

 物足りなさや

 取り残されたような

 思いを

 抱くだろう

 ってことなんだ。

 その反面、

 たとえ

 これぞ

 と思う

 仕事に関して

 夢を持っている

 としても、

 思い込みは

 禁物なんだ。

 アメリカの

 至るところで、

 人びとは

 精神分析医のところへ

 詰めかけ、

 こう

 ぼやいている。

『“ずっとしたいと

 思っていた”仕事を

 しているのに、

 何故か

 “やっぱり

幸せじゃない”んです』

 そういう人は、

 計画を立てることに

 依存しすぎている。

 僕が

 “目的の弊害”

 と呼んでいる

 状態に

 陥っているんだ」

 

 

・君は、

 最初に

 陸に上がった

 魚は

 長期にわたる

 目標を

 持っていた

 と思うかね?

 

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・遊び感覚で

 いろいろやって、

 成り行きを

 見守る。

 

 

「昔は

 よく

 人に

 こう聞いたものだ、

『どんなことを

 考えているのかな』

 いまじゃ

 こう聞く、

『何を

 試してきたかね』」

 

 

 

 

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