ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひ。抜粋ノート(24箇所)

 

 過去にノートに書き留めた、名言や格言などの言葉たち。

 

 

・イノベーティブな起業家は、

 往々にして

 同時に二つのことを行う

 能力を持っている。

 たとえば、

 特定の顧客経験の

 微妙なニュアンスを

 理解するために、

 問題を

 細部にわたって分析する

 (ズームイン)と同時に、

 高みから俯瞰して

 (ズームアウト)、

 細かい部分が

 どのように組み合わさって

 全体を構成しているか

 を調べる。

 二つの見方を統合することで、

 思いがけない関連性が

 得られることが多い。

 

 

・ニコラス・ゼンストロム(スカイプ共同創設者)

「必要なのは

 水平思考だ。

 ほら、

 同時進行で

 動いている物事を

 理解して

 組み合わせ、

 一見

 無関係な物事の繋がりを

 読み取るんだ。

 同時に起きている

 様々なことを把握して、

 それを

 一つにする能力が

 必要だ」

 全体と、

 些細な詳細の間を、

 自由に行き来できる、

 この動きが、

 新しい関連性を

 生み出すことが

 多い。

 

 

・イノベータの共通点を

 一つだけあげるとすれば、

 それは

 アイデア

 たくさん集めるのが

 好きだ

 ということだ。

 

 

・よくあるが、

 邪魔されずに

 リラックスした状態で、

 ことさらに

 問題を解決しようと

 していない時に、

 新しいアイデア

 ひらめくことだ。

 (研究者は

 これを

「意識を散漫にする」

 と呼ぶ)。

 逆にいえば、

 集中した

 収束的な思考モードで

 具体的な問題への解決策を

 考えている時には、

 めったに

 ひらめかないということだ。、

 

 

・破壊的イノベータは、

 ほかの発見力

 (質問力、観察力、ネットワーク力、実験力)

 を駆使する時、

 あえて

 様々な境界

 (技術、部門、地理、社会、学術分野などの境界)

 を越えようとする。

 彼らのように、

 多様なアイデアや経験が

 ひっきりなしに

 交わり合う場所に

 身を置けば、

 自然と

 刺激的な

 関連づけが起きる。

 四つの発見力を

 繰り返し活用すれば、

 思いがけない関連づけが

 誘発されるはずだ。

 外出先であれ、

 会議室であれ、

 安心して考えられる

 場所を設ければ、

 素晴らしい関連づけが

 起きる確率が高まる。

 やがて

 仕事でも

 それ以外の活動でも、

 問題を

 創造的に解決する

 能力が伸びていく。

 

 

・母鳥と三羽のヒナ

→鳥の巣が

 大嵐に巻き込まれ、

 このままでは

 巣もろとも

 三羽のヒナも

 地上に落下してしまう

 危険が迫っていた。

 母鳥は

 海を渡って

 安全な岸に

 ヒナを避難させよう

 と思った。

 しかし、

 大雨と強風の中、

 一度に

 三羽のヒナは

 運べないので

 母鳥は

 一羽ずつ

 運ぶことにした。

 まず

 一羽のヒナをくわえて

 母鳥は

 ヒナに尋ねた。

「子供よ。

 お母さんは

 命がけで

 お前を助けようとしているが

 お前は

 その代わりに

 何をしてくれるのかい?」

「お母さん、

 こんな大嵐の中で

 そんなことを考えている

 余裕はありません。

 とにかく

 私を

 安全なところに

 運んでください」

 その答えを聞いた

 母鳥は、

 そのヒナを

 パッと海に落としてしまった。

 母鳥は

 巣に戻ると、

 次のヒナをくわえて

 嵐の中を

 安全な対岸へと

 飛び立った。

 そして

 また

 母鳥は

 ヒナに

 同じことを聞いた。

 すると

 ヒナは

 こう答えた。

「お母さん、

 まず

 私を

 安全なところに

 運んでください。

 そうすれば

 必ず

 私は

 毎日

 食物を運んできて

 恩返しをします」

 それを聞いた

 母鳥は、

 そのヒナも

 海に落としてしまった。

 母鳥は

 再び

 巣に戻ると

 最後のヒナを

 口にくわえて

 安全な対岸へと

 飛び立った。

 風雨の舞う海上を飛びながら

 母鳥が

 同じことを聞くと

 そのヒナは

 こう答えた。

「お母さん、

 私は

 お母さんがしてくれたことを

 必ず

 私の子供にもするつもりです」

 これを聞いた母鳥は

 このヒナを

 安全な対岸に

 無事送り届けた。

 

 

・個人情報保護の観点から、

 書面での催促状は

 社名を使わず、

 個人名で送ることになっている。

 そのとき、

 誤って

 本人以外の人間が

 開封することのないよう、

「親展」というハンコを

 忘れずに押す。

 この「親展」が

 曲者なのだ。

 親展とは

 名宛人しか開封してはいけない

 という意味だが、

 まったく知らない

 個人名の親展封書が送られてきたら、

 中身を見てみたくなるのが

 人情というもの。

 それが

 配偶者宛てなら、

 なおさらである。

 

 

・新しい関連づけを強制する。

→普通は組み合わせない

 物事を組み合わせる

「強制連想」を行う。

 自社の抱える

 問題や課題を

 思い浮かべる。

 適当なカタログを手にとって、

 27ページを開く。

 最初に

 目に飛び込んできた

 商品が、

 いま考えている問題と、

 どんな関係があるだろうか?

 その製品が

 顧客の問題を

 解決している方法を、

 あなたの問題にも

 利用できないだろうか?

 カタログ以外にも、

 ウィキペディアのトップ記事を

 適当に見てみる等。

 

 

・別の会社になりすます。

→インデックスカードに

 ランダムに選んだ企業名を

 書いておく。

 カードを

 1枚引く。

 選んだ企業と

 自分の会社が、

 提携や合併を通じて

 新しい価値を

 生み出す方法について、

 自由な発想で

 ブレインストーミングを行う。

 両社の強みを

 組み合わせることで、

 驚くような

 新しい製品、サービス、プロセスの

 アイデア

 生まれることがある。

 

 

・例えを考える。

→会社の製品・サービスを

 何かに例えてみる。

 なるべく

 ワンパターンな発想は

 避けること。

 類似性を引き出すことは、

 物事を

 いつもと違う視点から

 見る機会になる。

 

 

・おもしろ箱をつくる。

→へんてこで

 おもしろいものを

 集める。

 問題や機会に

 遭遇した時、

 珍しい品を

 ランダムに

 引っ張り出してみる。

 何かをきっかけに、

 昔からある問題を、

 新しい角度から

 捉えられるようになるか

 わからないのだ。

 風変わりで

 珍しい品々は、

 新しい関連づけを

 促すことが多い。

 一見

 馬鹿げて見えるものこそ、

 最もランダムな

 関連づけを誘発し、

 マンネリ化した

 思考パターンから、

 我々を

 文字通りに

 引きずり出してくれる。

 

 

・SCAMPER スキャンパー

→洞察を生み出すための手法

 Substitute 代用

 Combine 統合

 Adapt 応用

 Magnify, Minimize, Modify 拡大・縮小・変更

 Put to other uses 転用

 Elimlnate 除去

 Reverse, Rearrange 逆転・並べ換え

 

 

・質問こそが

 イノベータの仕事の

 やり方なのだ。

 質問は

 ほかの発見の関わる行動、

 つまり

 観察、ネットワーキング、実験を、

 創造的な方法で促す

 触媒として働く。

「いまどうなのか」(現状)と

「これからどうなるのか」(可能性)について

 理解を深めるために、

 たくさんの質問をする。

 無難な質問は

 捨て置いて、

 型破りな質問をする。

 質問によって

 現状に異を唱え、

 恐るべき

 激しさと執拗さで

 時の主流派を

 脅かすことも

 多い。

 

 

・質問は、

 創造的な洞察を

 生み出す

 可能性を

 秘めている。

 

 

アインシュタイン

「正しい質問さえあれば……

 正しい質問さえあれば」と

 いつも

 繰り返していた。

「解答よりも、

 問題を提起することのほうが

 重要であることが

 多い」

 そして、

 問題解決のために

 新しい質問を生み出すには

「創造的な想像力が必要」

 と結論するに至った。

 

 

ピーター・ドラッカー

「正しい答えを

 見つけることではなく、

 正しい質問を

 探すことこそが、

 重要かつ至難の問題だ。

 誤った質問に対する

 正しい答えほどーー

 危険とまでは言わないがーー

 無駄なものはない」

 

 

・A・G・ラリー

「我々が

 ターゲットとする

 消費者は

 誰か?

 彼らは

 何を

 求めているのか?

 彼らについて

 何を

 知っている?

 彼らが

 本当に望んでいるのは

 どんな

 顧客体験なのか?

 彼らが

 いま足りない

 と思っているものは

 何だろう?」

 ラリーは

 毎週

 自分に

 こう問いかける。

「月曜日の朝になったら、

 何に好奇心を持とうか」

 

 

・「なぜこうなった」の質問を

 連発することで、

 なぜ

 物事が

 いまのような

 状態になったのか、

 その原因の把握に

 努める。

 

 

・様々な

「いまどうなのか」

 の質問を駆使して、

 意外なニュアンスを

 掘り起こそうとする。

 

 

・「なぜこうなった?」

 因果関係を

 明らかにする

 質問を通して、

 なぜ

 物事が

 いまのような状態になっているのかを

 詳しく理解する。

 

 

・「なぜなのか?」

 「なぜ違うのか?」

 ジェフ・ジョーンズ

「人と違う方法で、

 なぜなのかを問い、

 満足する答えが

 得られないときら

 おもしろいことが

 起きる。

 もう一、二度

 違う方法で、

 さらに

 深い質問をしてみよう」

 

 

・有効で、

 適切で、

 重要な質問をする

 術を身につけた人は、

「学び方」を学んだことになり、

 知りたいことを

 学ぶのを

 邪魔だてするものは

 何もなくなる。

 

 

・デイビッド・ニールマン

「昔ながらの

 やり方や慣行を見て

『なぜ

 違う方法で

 やらないんだろう?』

 という疑問を持つ

 能力だ。

 時には

 答えが

 あまりにも

 明らかで、

『なぜ

 誰も

 思いつかなかったんだろう』

 ってね」

 

 

・「もし〜だったら」の質問。

 

 

マリッサ・メイヤー

「制約あってこその

 創造性だわ。

 創造性は

 芸術家の作品に

 例えられることが

 多い。

 束縛も誘導も受けない

 自由な取り組みが

 美しい効果を

 生むのだと。

 でも

 深く掘り下げると、

 最も心を打つ

 芸術形式の中にも、

 例えば

 俳句やソナタ、宗教画など、

 制約に満ちているものがある。

 創造性が

 ルールに打ち勝ったからこその

 美しさ。

 ……創造性は、

 制約されてこそ

 勢いづくのよ」