ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.118 『ユダヤ人大富豪の教えコミック版』本田健 今谷鉄柱 だいわ文庫 ー抜粋24箇所

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ユダヤ人大富豪の教えコミック版』

   本田健

   今谷鉄柱作画

     だいわ文庫

 

 

 

・Mr.ジョーンズと

 話すと

 何とも

 あっけなく

 教会での

 20分間の

 スピーチが

 決まった。

 僕は

 この講演先を

 探す過程で、

 紹介の力と

 相手の名前を

 知ることの

 大切さに

 気づいた。

 

 

「せっかく

 紹介して

 いただいたのに

 あんな

 スピーチしか

 できなくて……

 どうやら

 僕には

 講演旅行を

 続けていくなんて

 無理なようです。

 才能が

 ないんです。

 二度と

 スピーチは

 しません。

 日本に

 帰ります……」

「確かに

 あなたのスピーチは

 下手くそだったけど

 とても

 ウケていたじゃない。

 これって

 すごいことよ」

(そりゃあ

 マイクに

 頭ぶつけりゃ

 笑うよな……)

「こう考えたら

 どう?

 今日のスピーチを

 一生の中で

 最低のスピーチに

 すればいいのよ」

「!」

「そして、

 これから

 どんどん

 練習して

 上手くなっていけば

 いいのよ。

 記念すべき

 あなたの

 最低のスピーチが

 聞けて

 光栄だわ。

 だって

 あなたは

 一流のスピーカーに

 なるんでしょ」

 そうだ。

 尻尾をまいて

 日本に帰るのは

 いつでもできる。

 ナンシーの

 優しさや

 心遣いに

 応えられるように

 とことん

 努力してからでも

 遅くないはずだ。

 

 

・僕は

 自分なりに

 考えた方法で

 徹底的に

 スピーチを

 練習した。

 どんな方法かというと、

 目に入るもの

 すべてについて

 3分間スピーチを

 徹底的に行う、

 というものだ。

 

 

・特に気をつけたのは

「スピーチは

 最初の30秒が命。

 そして

 その命が

 3分ごとに

 延長される」

 ということだ。

 3分

 つまらない

 スピーチが

 続くと

 誰も

 聞いてくれなくなる。

 そして

 もうひとつ

 僕は

 5分に1回は

 必ず

 笑いも入れていた。

 

 

・ボストンにいる頃から

 同じスピーチ内容を

 繰り返すことは

 していなかった。

 いつも

 少しずつ

 調べたことや

 学んだこと、

 トピックを入れ、

 スピーチを

 変化させていった。

 

 

「友人のいない

 異国で

 よく

 こんなに早く

 やり遂げたね。

 よくやったよ。

 君は

 すでに

 実業家として

 成功する

 3要素を

 学んだんだよ」

「え?

 3つの要素?」

「①やると決めたら

 戦略を立てること。

 ②それを

 実行すること。

 ③うまくいくか

 悩んで

 時間を潰さず

 やり遂げる情熱。

 この3つさ」

 

 

「さあ、

 そろそろ

 レッスンを

 始めようか」

「え、

 今からですか。

 最初は

 やる気満々

 だったんですけど、

 何だか

 今は

 気が抜けているような……」

「君の

『殺気立つほどの熱意』は

 新しいことを

 学ぶのには

 かえって

 邪魔なんだよ。

 いい具合に

 ほぐれたら

 始めようと

 思っていたんだ」

「そうだったんですか」

「でも

 レッスンの前に

 ひとつ

 条件がある」

「え、

 また

 テストですか?」

「いや、

 まず

『絶対に

 幸せな金持ちになる』

 と約束して

 もらいたいのだ」

「え?」

「できないなら

 この話は

 なかったことに……」

「あ、

 ちょ、ちょっと

 待ってください。

 イエス

 約束します!」

「次は

『自分の人生に

 起こることに

 100%

 責任を持つ』

 ことを

 約束してほしい。

 どうかな?」

「もちろん」

「最後に

 もう一つ……

 成功したら

 前途ある若者に

 これから学ぶ

 知恵を教えて

 彼らの成功を

 手助けしてほしい」

 そうか、

 僕の

 これから

 学ぼうと

 していることは、

 僕の知らない人から

 人づてに

 渡されてきたギフト、

 善意のギフトなんだ。

「約束してくれるかい?」

「はい」

「おめでとう。

 君は

 自分本来の

 運命の道を

 歩く時が

 来たようだ。

 迷わず

 それを

 受け入れなさい。

 そして、

 それに

 身を委ねればいい」

 

 

「いいかい、

 本当に

 成功したいなら

 最初の動機が

 大切だ。

 それが

 ずれていると

 うまくいかないんだよ」

「!?」

「パワーが欲しくて

 成功しようとすると

 パワーゲームに

 はまってしまう。

 人の尊敬を

 得ようとすると

 注目を集めたいという

 無間地獄に陥る。

 すると

 どれだけ

 社会的に成功しても

 君は

 決して

 幸せになれない。

 成功するだけでは

 幸せになれないのだ。

 幸せに成功したければ

 自分らしい人生に

 意識を

 集中しなさい。

 生きることに

 集中して

 お金や成功を

 忘れるのが

 大切なんだ」

「お金や成功のことを

 忘れる?」

「そう!

 自分らしい人生を

 生きることに

 集中するんだ」

「え。

 で、でも

 お金のことを

 忘れて

 どうやって

 お金持ちに

 なるんですか?」

「ははは!

 もう

 お金に

 こだわってる!

 いいかい、

 ケン。

 多くの人は

 お金を求めて

 さまよい、

 お金のために

 何でもするようになる。

 そのあげく、

 心の平安、

 幸せ、

 健康、

 そして

 一番求めていた

 お金まで

 失う。

 成功やお金を

 うまく忘れた人間だけが

 幸せに成功できるんだよ」

 

 

「ケン、

 どうして

 社会的、

 経済的に

 成功している人と

 そうでない人が

 いるんだと思う?

「えっ」

(んーっと

 どうしてだろう…

 成功したいって

 思っていたけど

 何故できないかってことは

 考えたことがなかったな……)

「学歴や

 家柄、

 才能の違い

 でしょうか?

 あとは

 運の強さとか」

「そう考えてしまうと

『自分は成功できない』

 と考えてしまうだろう。

 しかし……、

 幸せに成功する人間は

 そうは思わない。

 何故なら

 物事の本質を

 見抜く目を

 持っているからだ。

 誰かの言ったこと、

 目に見えるもの、

 自分らしく生きる

 ということ、

 そのすべての本質を

 心を穏やかにして

 静かに理解するのが

 肝心だ」

「難しそうですね。

 僕にも

 できるでしょうか?」

「ああ、

 できるさ。

 まだ

 気づいていない

 自分の中の

 恐れ、

 不安、

 偏見や

 思い込みと

 向かい合い、

 クリアしていけばね」

 

 

「最初に

 君が

 知らねばならないのは

 社会の成り立ちだ。

 ところで

 君は

 一生懸命

 頑張れば

 金持ちになれると

 思うかい?」

「はい!

 頑張れば

 道は開けると

 思います」

「では聞くが

 ここに

 3人の

 同世代の人間が

 いるとする。

 それぞれ

 年収が違う」

 

①500万ドル

②50万ドル

③5万ドル

 

「①の500万ドル

 稼ぐ人間は

 ③の100倍

 働いたのだろうか?」

「100倍は

 無理でしょう」

「その通り!

 間違いないが……

 年収5万ドルの人間が

 一番忙しく

 毎日を

 頑張っているだろう。

 500万ドルの人間の

 所有するビジネスで

 50万ドルの人間が

 経営者として働き

 5万ドルの人間を

 雇っている。

 この3人の違いは

 どこからくるのだと

 思う?」

「才能の違い

 でしょうか?」

「才能があっても

 成功しない連中は

 たくさんいるよ」

「では

 努力ですか?」

「努力した人間が

 皆

 成功できたら

 どんなに

 いいだろうね」

 

 

・君が提供した

 サービスの

 量と質

=君が受け取る

 報酬額

 

「報酬は

 サービスの

 質と量で

 決まるんだよ」

「サービス次第で

 高収入が得られる

 ということですか?」

「ははは、

 お金のことを

 忘れろって

 何度言ったかな。

 お金のことを

 忘れなさいと

 言ったのは……

『サービスすることに

 没頭しなさい』

 ということだよ」

「!」

「給料を

 もらっている人間は

 働いている時間が

 退屈なので

 早く

 時間が過ぎるのだけを

 考えている。

 一方、

 スターや

 事業で成功した人は

 その仕事をやめるのが

 難しいくらい

 自分の仕事を

 楽しみ

 愛している。

 言ってみれば

 与えることだけを

 考えている。

 だから、

 彼らは

 ますます

 豊かになる。

 どちらが

 幸せだろう」

「もちろん

 スターや

 好きなことを

 やっている人でしょう」

「その通り!

 お金のことを

 考えてばかりの

 連中より

 仕事が大好きで

 しょうがない人間のほうが

 成功するのだよ」

 

 

「次に知ってほしいのは

 世の中には

 二通りの人間しか

 いないということだ」

「たった二つ

 ですか?」

「ひと言で言うと、

 日常的に

 働かなければならない

 不自由人と

 何もしなくても

 生活できる

 自由人だ」

 

 

「どうして

 社長になる人は

 会社を

 大きくしたがるんでしょう?」

「実に

 いい質問だ!

 素晴らしい!」

「ど

 どうも……」

「それはね、

 会社を創業するときの

 立ち位置が

 ズレているからなんだ」

 

 なぜ会社をつくるの?

・ビッグに見られたい。

・何かをやり遂げたい。

・力を証明したい。

・貧乏はイヤだ。

・自分らしい生活。

・やりたいこと。

 など

 

「自分の内面の

 空虚感を

 会社の成功で

 埋めようと

 しているのだよ。

 しかし、

 どれだけ

 会社が

 大きくなろうと

 それは

 埋まらない。

 これは

 高収入を得ている人が

 心を満たすために

 お金を使うことにも

 似ている。

 そして

 自分らしくないものに

 大金を使ったり、

 身の程を知らずに

 拡大し続けると

 やがて

 破綻する時がくる」

「それは

 避けられないんですか?」

「もちろんできる!

 会社の成長より

 人生の意味を

 考えることだ。

 心が満たされれば、

 無理に

 会社を

 大きくしようとは

 考えないものだ。

 それには

 自分自身と向き合い、

 現状に

「足る」

 を知ることだ」

「自分自身と向き合う、

 ですか?」

「そう、

 それには

 毎日

 自分が

 心から満足して

 仕事をすることだ。

 彼らの多くは

 質素な生活をしていて、

 自分のやっていること自体を

 愛し、

 天職のように

 仕事をしているので、

 自分を飾り立てたり、

 贅沢品で

 身を飾る

 必要がないんだ。

 結果として

 しっかりと

 資産を築き、

 早々に

 リタイアできる

 状態となる。

 すると

 もともと

 大好きな仕事を

 楽しむためだけに

 やれるようになる。

 たとえ

 1年

 仕事を休みたくなっても、

 その人の

 自由というわけだ」

 

 

「自由人にとっては

 起きている間が

 自由時間さ。

 スケジュール帳や

 手帳を

 持っていない者もいる。

 かわりに

 何を持っていると

 思う?」

「スケッチブックですか?」

「近い!

 彼らはね……

 アイデア帳を

 持っているんだ。

 ふっと浮かんだ

 アイデア

 書き留めるために。

 不自由人は

 能率を上げれば

 成功できると思い、

 手帳を持ち歩く。

 だが、

 成功は

 クリエイティブな

 アイデア

 もたらしてくれる。

 自由人は

 そのことを

 知っているのさ」

 

 

「自由人になりたい

 と決め、

 真剣に

 自分と向き合った

 人間は

 人生を

 変えることができる」

 

 

「人生で成功したければ

 まず

 自分が

 魂を

 打ち込める

 何かを

 見つけることだ」

「大好きなことって

 言われても……

 どうやって

 見つければ

 いいですか?」

「ははは、

 エリート君の

 発言だよ」

「!」

「はは、

 すまない。

 君と

 同じ質問をする奴は

 みんな

 頭でっかちの

 連中だったもんでね。

 好きなことが

 わからないのは

 得意なこと、

 親、社会が望むことを

 小さい頃から

 やってきたからなんだ。

 そして

 安定した人生を

 求め、

 夢を

 忘れる。

 でも、

 それは

『退屈な人生を

 生きる終身刑』を

 自らに科しているのに

 等しいんだ」

 

 

「心配しなくて

 いいよ。

 時間をかけて

 人生のリハビリをすれば

 好きなことは

 見つかるよ」

「人生のリハビリ?」

「そう、

 日常的に

 少しずつ

 好きなことを

 やることだ」

 

 

「人生に迷った時は

 ハートの声を聞くんだ。

 何が好きか?

 何が楽しいか?

 何も聞こえなかったら

 それは

 君が

 忙しくしすぎているせいだ。

 そんな時こそ、

 ハートの声に

 耳を傾ける時だ。

 その声が

 君の人生を導き、

 道を切り開いて

 くれるだろう」

 

 

「お金の流れを

 読むのに

 高等数学は

 いらない。

 大きなスパンで

 ものを見て、

 常識と

 自分の直感を

 頼りにするのだ。

 また

 流れと同時に

 大切なのは

 サイクルだよ。

 人生には

 上り調子と

 下り調子の時がある。

 自分の人生が

 今、

 どちらに向かっているか

 考えなさい。

 ツキがないと

 感じる時は

 思い切って

 何もせず

 人生を楽しむことあ。

 そして

 運気が上昇したら

 追い風に

 帆をいっぱいに広げ

 勝負に出るんだ」

 

 

「直感ということでは、

 人を見る目も

 大切だよ」

「人を見る目

 ですか」

「できるだけ

 色んな人と

 付き合いなさい。

 そして

 会って

 5分で

 その人が

 どんな人かを

 見極めるんだ」

「どうすれば

 そんなことが

 できるように

 なるんですか?」

「しっかりと

 その人の目を

 見るんだ。

 そこに

 その人の真実が

 宿る。

 笑顔が不自然な奴や

 利害関係のない他人を

 ぞんざいに扱う奴は

 要注意だよ。

 表情に嘘がないか、

 酒、女、ギャンブルの

 癖があるかなど、

 その人物の本質を

 見抜くことだ。

 そして

 他人からの批判を

 しっかり

 受け止められる人物か

 ということも

 大切なポイントだよ」

 

 

「君の考えたことが

 人生で現実になる。

 これは

 多くの成功者が

 語っている真実だ。

 だから

 使いなさい。

 自分のなりたい姿、

 やりたいことを

 想像すれば

 驚くほど

 現実となるだろう」

「でも

 考えても

 現実にならないことも

 あるんですけど……」

「それはね、

 本心では

 君が

 思い通りにならない現実を

 望んでいたからだよ」

 

 

「では

 思考が

 人生をつくるとして、

 人生を

 コントロールしているのは

 何だと思う?」

「コントロール

 ですか?」

「それはね、

 感情だよ」

「感情?」

「嫌いな仕事を

 毎日

 続けている人がいる。

 何故だと思う?」

「そうですね。

 会社を辞めるのが

 怖いからでしょうか」

「その通り。

 たいていの人は

 人生で

 変化を起こすのが

 怖いものだ。

 たとえ

 現状が

 つらいものでもね。

 まさに、

 恐れが

 人生をコントロールしている。

 怒り、

 悲しみ、

 鬱々とした感情は

 人生を台無しにする」

「感情に

 コントロールされないためには

 どうすれば

 いいですか?」

「まず

 その力を

 知ることだ。

 自分が

 感情に支配されていると

 知るだけでも

 半分は

 その影響を

 抜けることができる」

 

 

「普段から

 考えていること、

 感じていることは

 紙に書くほうがいい。

 そうすることで

 整理され、

 今まで

 見えなかったことが

 見えてくるものだよ。

 コミュニケーションには

 2種類ある。

 自分の内面との

 コミュニケーションと

 自分の外側とのものだ。

 多くの人は

 この2つが

 あることも

 知らない。

 だから

 自分が

 何を考えているか、

 感じているか

 わからないまま

 人生を

 生きている。

 君には

 自分が何を考え

 何を感じているのかを

 知ってほしい。

 そして

 今の自分の思考が

 人生の役に立っているか

 検証したまえ。

 自分の望む

 現実に合った

 思考に

 フォーカスすることだ。

 そして、

 その選択の結果、

 とった行動によって、

 湧き上がった感情を

 しっかりと

 感じることだ」

 

 

「これからの人生で

 一時、

 見捨てられたと

 思うようなことが

 あっても

 今日のように

 必ず助けが来る!

 ということを、

 覚えておいてほしい。

 人生を信頼できる者だけに

 幸福は訪れるのだ」

 

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