ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.101 『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル 田中孝顕訳 きこ書房 ー抜粋116箇所

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『思考は現実化する<上>』

  ナポレオン・ヒル

   田中孝顕

 

 

 

・樹木一本

 作れるマッチは百万本

 マッチ一本

 燃える樹木は百万本

→百万本の

 樹木があれば、

 百万×百万で

 一兆本の

 マッチができる

 勘定になる。

 結局、

 燃えた

 一本のマッチは、

 燃えていない

 一兆本のマッチの

 運命を

 左右することに

 なる……。

 燃えにくい

 マッチでも、

 何度か

 擦っているうちに

 火はつくものだ。

 人間の心というのも、

 どちらかというと、

 燃えにくい

 マッチのような

 ものである。

 だから

 何度か

 心を擦る

 必要が

 あるかもしれない。

 つまり

 再読だ。

 そうして

 時折、

 必要に応じて

 本書の

 太字の部分だけを

 読むとかすれば、

 効率は

 必ず

 あがるものだ。

 

 

・奇跡を起こす

 エネルギーは

 あなた自身の中に、

 つまり、

 あなたの

 頭脳と精神の中に

 すでに

 存在しているのである。

 その

 存在とは、

 あなたの

 潜在脳力である。

 そのような

 潜在脳力は

 誰もが

 持っているが、

 潜在脳力は

 それを

 具現化しない限り、

 どんなに

 素晴らしいもので

 あっても

 無意味である。

 

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・このことを

 一例をあげて

 考えてみよう。

 この話は、

 古代ギリシア時代にまで

 さかのぼるのだが、

 アリストテレス

 テキストにも

 出てくるものだ。

 まず、

 こぶしを

 作ってみてほしい。

 それは

 何なのか?

 ただの

 こぶしである。

 そのこぶしで

 何ができるだろうか?

 誰かを

 殴り倒したり、

 物を動かすことは

 できるが、

 そう

 たいしたことは

 できない。

 こぶしを

 作る前は、

 もともと

 何だったのだろうか?

 答えは

 簡単である。

「開いた手」である。

 そこで、

 こぶしを開いて、

 それで

 何ができるかを

 考えてみてほしい。

 開いている手は

 今や

 素晴らしい

 道具である。

 こぶしでは

 できなかったことが

 無限といえるほど

 可能になるのである。

 あなたの心も

 それと

 同じである。

 今の時点では、

 あなたの

 心は

 固く

 閉ざされていて、

 ほんの

 初歩的なことしか

 できないかもしれない。

 しかし、

 本書を

 読み始めれば、

 こぶしが

 開いたかのように、

 あなたの

 心も

 開き始め、

 より

 柔軟性を持った、

 より

 有用な

 成功への

 道具となるであろう。

 

 

・このナポレオン・ヒル博士の

 著書の中に、

 その秘密を

 発見したとき、

 あなたは、

 望むものを

 何でも

 手に入れることが

 できる。

 大自然の法則や

 他人の権利を

 侵さない限り、

 富でも

 何でも、

 すべて

 あなたのものなのである。

 そのために

 支払う代価は

 物ではない。

「考える」

 ことである。

「考える」

 ということは、

 じっくり

 学習し、

 熟考し、

 計画する

 ということを含む、

 広い意味合いを

 持っている。

 

 

・ここで、

 図書館に

 ぼんやりと

 座っていた

 偉大な人物の

 話を

 ご紹介したい。

 一人の友人が

 彼に

 歩み寄っていった。

「君は

 何故

 働かないのか?

 ここに

 座っているだけじゃ、

 何にも

 ならないじゃないか。

 そこら中に

 やることは

 山ほど

 あるのに、

 君は

 いったい

 何を

 しているんだ?」

 これに対して

 その偉大な男は、

 短いけれども

 深遠な答えを

 述べた。

「私は

 世界中で

 一番

 難しいことを

 しているんだ

――考えることだよ」

 

 

・そうなのだ。

 考えることは

 容易ではない。

 しかし、

 絶対に

 成功したい

 と願うのなら、

 考えることは

 最も

 重要なことなのである。

 本書から

 最大限の

 恩恵を

 得るためには、

 その代価を

 払わなければ

 ならない。

 その代価

――考えること、

 学ぶこと

 計画を立てること、

 実行に移すことを

 準備していただきたい。

 その習慣を

 身につけてしまえば、

 生活に

 変化が現れ、

 それによって、

 あなたの生活が

 さらに

 充実したものに

 なるであろう。

 それは、

 あなたが

 人生の

 試練や苦難に

 耐え、

 それから

 何か

 良いものを

 生み出す力が

 与えられる

 という意味である。

 

 

・どんな逆境の中にも、

 それと同等か

 それ以上の、

 より永続的な

 利益の種子が

 含まれているのである。

 

 

自己啓発書の構成は、

 読者である

 あなたを

 行動に

 駆り立てるように

 意図されている。

 何かしら

 意義深い

 アイデアやノウハウに

 出合ったら、

 いったん

 読むのをやめて

 考えると、

 行動したくなるかも

 しれない。

 自己啓発書は

 通常、

 小説のようには

 読まれないものである。

 小説では、

 その作者が

 結末を

 コントロールしているが、

 自己啓発書では、

 読者が

 結末を

 コントロールするからである。

 また

 小説は、

 人生に

 大きな実りを

 もたらしてくれる場合も

 あるかもしれないが、

 たいていは、

 一服の

 トランキライザー

精神安定剤

 の役割しか

 持っていない。

 心の中で、

 別世界を

 楽しむのである。

 自己啓発書も

 読むと

 心躍るものである。

 しかし、

 それで

 お終いにしてしまったら、

 やはり、

 一服の

 トランキライザー以上の

 ものでは

 なくなってしまうだろう。

 しかし

 それでは、

 得られる

 多くのものを

 ページを閉じた時点で

 放棄するようなものだ。

 実行に移さなくては

 何の意味もない。

 また

 あなたは、

 自己啓発書の

 評論家に

 なっていないかどうか、

 自分をチェックしてみよう。

 評論家は

 批評こそすれ、

 そこから

 何かを

 学ぼうとする

 気構えはない。

 

 

・力となるのは、

 単なる知識ではなく、

 応用された知識なのである。

 自己啓発書を読んで

 学習することの

 目的は、

 行動することにある。

 一つのアイデアやノウハウに

 根ざした行動である。

 本の中に

 理解できない概念が

 出てきても

 心配する必要はない。

 理解できるものを

 行動に移しさえすれば

 良いのである。

 

 

・願望や目標を

 持つのは

 義務であって、

 決して

 贅沢なことでは

 ないのです。

 願望とは、

 夢見ることではなく、

 夢を

 現実に

 変えていくことなのです。

 夢を持って、

 その夢の

 実現のために

 代償を支払う

 用意のある人は、

 幸せだと

 思うのです。

 

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・私は

 ありふれた人間では

 ありたくないのです。

 私は

 安定を求めるのではなく、

 機会を求めたいと

 思います。

 そして

 願望を明確にし、

 人生設計をし、

 自分の目的のために

 冒険したいと

 思っています。

 

 

・私は

 ほどこしを

 受けたくは

 ありません。

 私は

 “自由”を、

 どんなものとも

 引き替えにしたく

 ありません。

 また

 他人の奴隷にも

 なりたくは

 ありません。

 おどしにも

 屈しません。

 

 

・はっきりとした

 願望や目標を

 持つこと、

 そして

 この価値ある

 願望や目標を

 達成するために、

 燃えるような

 意欲を育むこと。

 これこそが、

ナポレオン・ヒル博士の

 確立した成功哲学」の

 第一原則である。

 ヒル博士は、

 これこそが

 あらゆる成功への

 出発点だと

 述べている。

 

 

・コンピュータは

 あなたの

 頭脳、神経系統と

 同じような機能を

 持つように

 設計されている。

 もちろん

 その精密さと

 複雑な働き

 という点では

 月とスッポンだが、

 それはさておき、

 あなたが

 所有している

 脳という

 人間コンピュータでは、

 あなたが

 思考を指示し、

 感情をコントロールし、

 そして

 運命を定めることが

 できる。

 この優れた脳力を

 発揮するためには、

 当然のことながら

 犠牲を

 払わなければ

 ならない。

 その犠牲とは

 “時間”である。

 毎日、

 わずか30分間、

 創造的な

 思考の時間を

 持つようにすること。

 その30分間は、

 願望や目標に

 意識を

 集中するのだ。

 重要なことは、

 願望に

 意識を

 集中することである。

 そして

 自分が

 望まないことは

 絶対に

 考えないようにする。

 といっても、

 どうしても

 浮かんでくるときは、

 あえて

 抑え込もうとはせず、

 無視して、

 自分の望むことに

 さりげない注意を

 払うように

 するのだ。

 そして、

 朝起きたとき、

 また日中、

 さらに

 就寝前に、

 できるだけ

 頻繁に

 願望を

 思い浮かべる

 習慣を

 身につけると良い。

 あなたの

 大脳コンピュータは、

 繰り返しの行為によって

 プログラムされるように

 なっているからである。

 

 

・人生では、

 よほど

 慎重

 かつ

 大胆に

 企画し、

 かつ

 行動しない限り、

 希望するものを

 確実に

 手に入れることは

 できない。

 そして

 また、

 願望や目標に対して、

 どれだけの

 進展があったのかを

 毎日

 チェックすることも、

 不可欠な条件である。

 

 

・この世の中には

 代償を伴わない

 成果などない。

 したがって、

 私が

 ここで

 話をする

 ノウハウにも

 代償が伴う、

 と考えていただきたい。

 しかし

 あなたが

 支払う代償は、

 あなたが

 得る成果に比べると、

 極めて

 小さなものである。

 

 

・『思考は現実化する』を

 十二分に活用する方法

①私たちは

 習慣の動物である。

 習慣は

 私たちに

 有利に働くこともあれば、

 不利に働くこともある。

 習慣の働きを

 活かすには、

『思考は現実化する』を

 読むために

 毎日

 一定の時間と場所を

 決めよう。

②快適で

 邪魔される恐れのない

 場所を選ぼう。

 読書に際しては

 できるだけ

 同じ場所を

 使うように

 してほしい。

③毎日の読書に

 一定の時間を

 費やすよう

 訓練すべきである。

 10分から15分ほどが

 適当で、

 長くなくても

 良いのである。

 たとえば

 通勤の行き帰りに

 電車の中で

 読むのも良い。

 いずれにせよ、

 習慣化が

 あなたの意欲を

 維持させるのである。

④毎日読んでことを

 ノートに書き留めて、

 要点を把握すること。

 あなたにとって

 一番大切な

 鍵となる原則

(principle)を

 各項目から

 1つ

 リストアップする習慣を

 身につけてもらいたい。

 その他の

 行動指針、

 アイデア

 技術、

 ノウハウを

 追加するときは、

 ノートの

 別の箇所に

 リストアップしよう。

⑤各々の章にある

 重要項目を

 まとめた

「エッセンス」を

 復習して、

 本書の全般から

 学んだ教訓を、

 心に

 深く刻みつけること。

 これらの

 アイデアや教訓を、

 あなたの

 永久保存用ノートに

 記録し、

 毎日の生活の中で

 これらの教訓を

 行動に移すよう、

 常に

 心掛けてほしい。

 

 

・逆境の中には、

 それが

 ひどいもので

 あればあるほど、

 その中に

 その逆境のひどさに

 見合った、

 強力な

 幸せの種子が

 隠れているのです。

 不幸を幸運に変える、

 つまり、

 逆境であればあるほど、

 貴重な体験を

 重ねることが

 できるのです。

 

 

・求め、

 信じれば、

 手に入れることが

 できる。

・このノウハウが

 本当に

 有効なものであるか

 どうかを

 確かめるのは

 あなた自身だ。

 

 

・私の継母が

 実践した哲学とは、

 上手に

 夫を

 操り、

 刺激して

 やる気を出させ、

 その夫を

 尊敬できるよう、

 自分で

 もっていくことなのです。

 

 

「29秒。

 君が

 答えを出すまでに

 29秒

 かかった。

 私は

 1分を超えたら

 君を

 見込みのない

 ただの人間として

 諦めるつもりだった。

 この種の

 決断というのは、

 1分以内に

 出せる

 人間でなければ、

 その後、

 何をやらせても

 駄目なものなんだよ」

 

 

「兄さん、

 俺は、

 一緒に

 裸足で

 駆け回っていたころや、

 ワイズ郡の

 ゲストラル川で

 一緒に

 泳ぎを

 覚えたころから、

 いつも、

 兄さんは

 少し

 おかしいんじゃないかと

 疑っていたんだ。

 今

 やっと

 その話を

 聞いて、

 もう、

 疑う必要は

 亡くなったと

 確信したよ。

 これで、

 兄さんが

 本当に

 狂っている

 ということが

 わかったからね」

 

 

・まず

 最初の原則は、

「明確な目標」を持つ

 ということです。

 第二の原則は、

「プラスアルファの努力」

 ということです。

 第三の原則は、

「調和の精神」

 ということです。

 第四の原則は、

「信念の現実化」

 ということです。

 第五の原則は

「自己規律」、

 そして、

 第六の原則は

「自然の法則」

 です。

 

 

 人間は、

 自分自身の

 習慣や環境を

 つくり出すことが

 できます。

 人間は、

 自分で

 自分の運命を

 決定することが

 できます。

 将来を

 自分で築き上げる

 脳力、

 目標を

 自分で選ぶ

 脳力が

 人間にはあるのです。

 

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・人間は

 自分が

 考えているような

 人間になる。

 

 

・自分の脳力が

 どんなものであれ、

 それを

 活用できないのなら、

 その脳力は

 無いに

 等しい。

 この脳力とは、

 もちろん、

 人間だけが

 持っている

「考える力」

 です。

 

 

・大きな問題に

 直面したときは、

 その問題を

 一度に

 解決しようとせず、

 問題を

 細分化し、

 その

 ひとつひとつを

 解決するように

 しなさい。

 

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・誰でも

 その人に

 それだけの

 器量があれば、

 本当に

 用意が

 できているのなら、

 最良のものが

 向こうから

 訪れるのです。

 

 

・十分な確信を

 持って

 それを信じ、

 信念に基づいて

 行動すれば、

 誰でも

 なりたいと思うものに

 なれるのだ。

 

 

・「成功」の定義

→成功とは、

 他人の権利を

 尊重し、

 社会正義に

 反することなく、

 自ら

 価値あり

 と認めた

 目標【願望】を、

 黄金律に従って

 ひとつひとつ

 実現していく

 家庭である。

(注)

 黄金律

「自分が

 して欲しいと

 思うことは、

 何よりも

 まず

 他人に

 そうして

 あげることだ」

 

 

・成功を

 引きつけるのは、

 心の力である。

 あなたを

 成功させる

 エネルギーは、

 あなたの

 心の中にあるのだ。

 望み通りに

 人生を生きる鍵は

 ここにある。

 

 

・思考というものは、

 一つの実体、

 しかも

 その思考内容そのものを

 現実化しようとする

 衝動を秘めている

 実体、

 といっても良い。

 それは

 強力なエネルギーを

 持っている。

 それゆえ、

 思考が

 明確な目標、

 忍耐力、

 あるいは

 強い願望と

 あいまって

 成功に向かって

 作用し始めるとき、

 思考は

 強烈な実体になる。

 こうして、

 人間は

 自分が考えているような

 人間になるのである。

 

 

・心理学者は、

 人間は

 何かを

 本気でやれば

 それは

 必ず

 実現する、

 といっている。

 

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・不動の

 信念に支えられて、

 願望(目標)を

 最後まで

 追及する、

 という

 強い意欲

(モチベーション)が、

 あなたの

 人生を

 大きく

 左右することを

 心にとめておくこと。

 そして

 また、

 このような

 脳力は

 誰もが

 持っている、

 ということも。

 

 

・チャンスは

 姿を隠して

 やってくる。

 バーンズが

 待ち望んでいた

 願望実現の扉は、

 彼が

 期待していたものとは

 違う形で

 ノックされ、

 しかも

 まったく

 予想もしなかった方向から

 開かれたのである。

 実際、

 願望実現というのは、

 このように

 当初の願望とは

 異なった結果として

 実現することが

 よくある。

 そして

 これこそが

 チャンスに

 特有のトリックなのである。

 チャンスは

 いつも

 意外なところから

 やってくる

 という

 皮肉な修正がある。

 チャンスは

 また、

 不運とか

 一時的な

 敗北の影に

 隠れて

 やってきたりもする。

 したがって、

 人びとは

 このチャンスを

 見逃してしまうことも

 多いのである。

 

 

・より重要なことは、

 金銭には

 代えることのできない

 財産を得た

 ということにある。

 その財産とは、

 成功の原則を

 活用することによって、

 目に見えず、

 手で触れることもできない

 思考が

 物理的な報酬に

 変わり得るという

 事実を

 知ったことである。

 

 

・最も

 よく見られる

 失敗の原因は、

 一時的な敗北に

 すぎないのに、

 すぐに

 願望の維持を

 諦めてしまうことである。

 願望の大小は

 別として、

 誰でも

 一度や二度は

 このような

 経験があるに

 違いない。

 

 

・ゴールドラッシュの時代に、

 R・U・ダーヴィーの

 叔父も

 一攫千金を

 夢見て

 西部へ

 出かけていった。

 叔父は、

 思考の中にこそ、

 無尽蔵の金脈が

 隠されている

 ということを

 知らなかったために、

 大失敗を

 することになる。

 叔父は

 シャベルとピックを持って

 仕事にかかった。

 そして、

 1カ月以上も

 掘り続けたのち、

 ようやく

 鉱脈を掘り当てる、

 という

 幸運に恵まれた。

 さっそく

 金鉱石を

 運び出す機械を

 購入するために、

 メリーランド州

 ウィリアムズバーグの

 故郷へ帰り、

 親類や近所の人々から

 資金を借りて

 機械を買い込んだ。

 そして

 再び

 ダーヴィーをつれて

 鉱山に戻った。

 ダーヴィーたちの

 掘り出した鉱石は

 コロラド州

 最も

 良質なものであったので、

 彼らは

 あっという間に

 借金を

 返済してしまった。

 あとは

 儲けるだけである。

 鉱脈を

 掘り進むにつれて、

 ダーヴィーたちの

 夢は

 ますます

 大きくなっていったのは

 もちろんだ。

 しかし、

 ある日

 突然、

 金鉱脈が

 なくなってしまった。

 同時に

 彼らの夢も

 儚く

 消え去ってしまった。

 そこには

 もはや、

 ひとかけらの

 金鉱石も

 残っては

 いなかったのである。

 ダーヴィーたちは

 絶望の中に

 ありながらも、

 祈るような気持ちで

 さらに

 鉱山を

 掘り続けていった。

 しかし

 結局

 彼らは、

 すべてが

 夢と消え去った

 現実を

 認めざるを得なかった。

 彼らは

 最後に、

 採掘設備の

 いっさいを

 たった数万円

 という

 安い値段で

 屑物商に

 売り払い、

 打ちひしがれて

 汽車で

 故郷へ

 帰って行った。

 その後、

 その屑物商は

 鉱山技師に頼んで、

 試しに

 この鉱山の

 再調査を行った。

 その結果、

 調査した技師の

 計算が正しければ、

 ダーヴィーたちが

 諦めた所から

 わずか91センチ下に

 新たな金鉱脈が

 眠っていることが

 わかったのである。

 そして

 実際、

 そこから

 金鉱脈が

 発見されたのである。

 いうまでもなく

 屑物商は

 この鉱脈から

 何十億という

 金鉱石を

 掘り出したのだった。

 屑物商は

 願望を断念する前に、

 念のため

 専門家の意見を

 聞くという

 知識を

 持っていたのである。

 

 

「人が

 やめろ

 と言っても

 私は

 決して

 やめない!」

 このように言って、

 ダーヴィーは

 そのときの

 失敗分の

 何倍もの

 お金を

 取り戻した。

 むろん

 ずっと後に

 なってのことであるが。

 それは

 彼が、

 願望は

 お金に変えることができる、

 ということを

 明確に

 認識したからだ。

 彼が

 この発見をしたのは、

 生命保険の

 セールスパーソンに

 なってからのことであった。

 ダーヴィーは

 91センチ手前で

 やめてしまったために

 大損をしたことを

 肝に銘じ、

「私は

 以前、

 ゴールから

 91センチ手前で

 諦めてしまったために

 大損をしたが、

 今度は、

 人が

 保険は必要ない

 といっても

 絶対に

 諦めない」

 と、

 自分に

 繰り返し、繰り返し

 言い聞かせることにより、

 大成功できたのである。

 ダーヴィーは

 年間4億円を超す

 売上実績を上げ、

 あっという間に

 優秀な

 セールスパーソンの

 一人となった。

 彼は

 諦めの早い男から、

 食らいついたら

 放さない

 しぶとい男に

 変身したのである。

 成功の裏には

 敗北がある。

 一時の敗北だけで

 すべてを

 投げ出してしまうことは

 簡単だ。

 実際

 多くの人々が

 そのようにして

 願望を持つこと自体を

 諦めてしまうのである。

 500人以上にのぼる

 成功者が

 口をそろえて

 私に語ったこと、

 それは、

 大きな成功

 というものは

 人びとが

 敗北感に屈して

 しばらく

 経ったときに

 やってくるものである、

 ということだ。

 敗北とは

 本当に

 いじわるなもので、

 皮肉な

 ペテン師のようなものである。

 このペテン師は

 成功の

 一歩手前で

 人びとを

 挫折させることを、

 何よりも

 喜びとしているのである。

 このことを

 肝に銘じておくべきだ。

 

 

・ダーヴィーが

 大学を卒業し、

 金鉱での経験を

 活かして

 新しい人生の

 第一歩を

 踏み出そうと

 していたころ、

 幸運にも

 彼は

 ある出来事に

 遭遇した。

 そして、

 これをきっかけに

 彼は、

「ノー」

 という言葉が、

 必ずしも

 本当の

「ノー」

 を意味するもの

 ではないことを

 発見したのである。

 そのころ、

 叔父は

 小作人

 多く抱えて、

 大農場を

 経営していた。

 ある日の午後、

 ダーヴィーが

 叔父の手伝いをして、

 挽臼で

 小麦を

 挽いていたときのこと。

 粉挽き小屋の扉が

 静かに開き、

 黒人の小作人

 女の子が

 入ってきた。

 叔父は

 その幼い女の子に

 目をやり、

 見つめ

 そして

 荒っぽく聞いた。

「何の用だ」

 女の子は

 弱々しい声で

 答えた。

「ママが

 50セント

 もらってくるように

 って言ったの」

「あー、

 駄目、

 駄目。

 さっさと

 家に戻るんだ」

「はい」

 と、彼女は

 返事をすることはしたが、

 いっこうに

 その場を

 動こうとは

 しなかった。

 叔父は

 そのまま

 仕事に

 気を取られていたので、

 そこを

 立ち去らずにいることに

 気づかなかった。

 それで

 再び

 顔をあげたとき、

 まだ

 そこに立っているのを

 知り、

 思わず

 怒鳴りつけた。

「家に帰れ

 と言ったのが

 わからんのか。

 早く行かないと

 懲らしめるぞ!」

 女の子は

 また

「はい」

 と答えた。

 それでも

 彼女は

 そこを

 動こうとは

 しなかった。

 叔父は

 小麦の袋を

 床に置くと、

 そばにあった

 天秤棒を

 手に取り、

 険しい顔つきで

 彼女のほうへ

 近寄っていった。

 ダーヴィーは

 固唾を飲んで

 それを見ていた。

 気の短い叔父が

 その子に

 今にも

 襲い掛かるのではないかと

 思ったからである。

 ところが

 叔父が

 彼女に近づく前に、

 彼女のほうが先に、

 一歩前に

 踏み出したではないか。

 そして

 叔父を

 見上げて、

 甲高い声で

 こう叫んだのである。

「ママはね、

 どうしても

 50セントが

 いるの!」

 叔父は

 立ちすくんで、

 しばらく

 彼女の顔を

 見つめていたが、

 やがて

 ゆっくりと

 天秤棒を

 床に置いた。

 そして、

 なんと

 ポケットから

 50セントを

 取り出して

 渡したではないか。

 

 

・“ノー”には

 “イエス”の血が

 流れている。

 

 

・振り返ってみると、

 セールスが

 成功したのは、

 いつも

 お客が

「ノー」と

 言ってから

 だったです。

 

 

・成功を

 手に入れるために

 必要なものは

 ただ一つ。

 健全で

 素直な

 ものの考え方

 である。

 

 

「富は、

 ある日

 突然、

 まったく

 予期しない形で

 目の前に

 現れるので、

 一般の人々は

 自分が

 富を得ていなかったときには、

 それが

 いったい

 どこに

 隠れているのか

 わからないのだ」

 この言葉には、

 多くの

 ショッキングな

 真実が

 含まれている。

 富は、

 人が

 ある精神状態に

 達したときに、

 いとも簡単に

 やってくるのだ。

 では

 どのようにして

 富を迎えられるような

 精神状態を

 つくれば

 いいのだろうか。

 

 

・人間の

 最大の欠点は、

「不可能」

 という

 言葉に

 慣れすぎていること

 である。

 多くの人々が

 常識を

 打ち破り、

 不可能を可能にし、

 運命を切り開き、

 限界を乗り越え、

 成功を収めた

 その秘訣を

 広く伝えるために、

 本書が

 作られたのである。

 成功は

 成功を確信する人のもとに

 訪れる。

 少しでも

 失敗を意識すれば

 失敗する。

 

 

・ある中国人が

 アメリカで

 教育を受けるため、

 シカゴの大学に

 留学してきた。

 ある日、

 彼は

 ハーパー学長と

 キャンパスで

 立ち話をした。

 そのとき

 学長は、

 この中国人に、

アメリカ人の

 最も

 大きな特徴は

 何だと

 思うかね?」

 と尋ねてみた。

 すると

 彼は

 こう答えたという。

「偏見だと

 思います。

 アメリカ人の目は、

 まともに

 ものを

 見ていないのでは

 ないでしょうか」

 私たちは

 この中国人の言葉に

 反論ができるだろうか。

 私たちは、

 ともすれば

 自分たちに

 理解できないことは

 信じようとしない。

 アメリカ人に限らず、

 おそらく

 どの国の人間も

 そうであろう。

 

 

ヘンリー・フォードが、

 有名な

 V8エンジンを

 開発しようと

 決意したときの

 話がある。

 フォードは

 8個のシリンダーを

 組み込んで

 エンジンを制作しよう

 と思い、

 技師に

 設計を依頼した。

 ところが、

 フォードの

 アイデアをもとに

 設計図を描いた

 技師は、

 このシリンダーエンジンが

 理論的に

 不可能である

 という

 結論を出した。

「何としても

 完成させるのだ」

 と、

 フォードは命令した。

「しかし

 不可能なものは

 不可能です」

 と技師は言う。

「とにかく

 やってみたまえ。

 たとえ

 どれだけ

 時間が

 かかってもいいから、

 完成するまでは

 この仕事だけに

 打ち込むんだ!」

 やむなく

 技師たちは

 その仕事に

 取り掛かった。

 しかし、

 半年経っても

「不可能なものは

 不可能」

 であった。

 そして

 さらに

 半年が過ぎても、

 何の成果も

 あがらなかった。

 とはいえ

 技師たちも

 可能な限り

 想像力を

 働かせたことは

 事実だ。

 だが

 その年の暮れ、

 フォードは

 再び

 技師たちと

 話し合ったが、

 そのときも

 技師たちは、

 フォードの

 命令通りに行うことは

 絶対に無理だ、

 と報告するしかなかった。

「とにかく

 何度でも

 作ってみるんだ。

 私には

 どうしても

 これが

 必要なんだ」

 と、

 フォードは

 なおも

 命じた。

 いったい、

 何が生じたのか。

 それから

 まもなく、

 まったく

 突然、

 技師たちは

 V8エンジンを

 完成させてしまったのである。

 こうして

 ついに

 フォードの執念は

 勝利に結びついた。

 フォードは

 成功のノウハウを

 理解し、

 活用したおかげで、

 大成功を収めたのだ。

 これから先も

 このフォードの話を

 忘れないでほしい。

 そして、

 この偉大な

 成功の秘訣を

 記憶しておいて

 いただきたい。

 ヘンリー・フォード

 大富豪にした

 秘訣を、

 そのまま

 あなたの心に

 刻みつけておくことが

 できるならば、

 あなたも

 フォードと

 同様の

 成功を収めることが

 必ず

 できるのだ。

 

 

・詩人ヘンリーは、

「我こそが

 運命の支配者にして

 我が魂の

 船長なり」

 と言っている。

 つまり

 自分の思考を

 コントロールできるのは、

 自分だ

 ということだ。

 

 

・あのとき

 私は

 講演が

 まだ

 終わらないうちに、

 今度

 どんなに

 多くの

 困難に

 遭遇しようとも、

 必ずや

 それらを克服し、

 自分で

 自分の人生を

 切り開いていこうと

 決心しました。

 

 

・エッセンス

①一文無しだった

 エドウィン・C・バーンズが

 成功したように、

 燃えるような

 目標や願望が

 あれば、

 自分の人生を

 切り開くことが

 できる。

②目標や願望に向かって

 正しく努力すれば、

 その分だけ

 成功は

 近づいてくるのに、

 あと一歩のところで

 諦めてしまう人が

 多い。

③目標や願望を

 持つことが

 すべての達成の

 第一歩である。

 たとえ

 子どもでも、

 目標や願望を

 持っていれば、

 大男を

 打ち負かすことが

 できる。

 自分の目標を

 前向きに

 考える

 習慣を

 身につければ、

 不可能と

 思われたことも

 実現することが

 できる。

ヘンリー・フォード

 そうであったように、

 信念を持って

 執着すれば、

 不可能を

 可能にすることが

 できる。

⑤心で考え、

 できると

 信じたことは

 実現できる。

 

 

・まず、

 明確な願望を

 持とう。

 燃えるような

 願望や目標が、

 確固たる行動に

 転化したとき、

 あなたの夢は

 実現する。

 あなたの

 欲しいものは、

 自ら求め、

 手に入れよ。

 

 

エジソン

 共同経営者になる

 という

 願望のために

 退却の道は

 すべて

 断ち、

 後戻りすることを

 自ら

 不可能にして、

 勝つか負けるかの

 どちらかしかない

 という

 状態に

 自分を

 追いやったのである。

 バーンズが

 成功した鍵は

 ここにあった。

 

 

・目標や願望の

 いかんに関わらず、

 勝つためには

 後退するための

 すべての道を

 断絶しなければ

 ならない。

 成功するために

 不可欠な

 燃え上がる

 願望を

 心の中に

 持ち続けるには、

 そうすることが

 必要なのだ。

 

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・心の底から

 金持ちになりたい

 という

 願望を持ち、

 その願望の成就のために

 揺るぎない計画を立て、

 さらに

 決して

 心を

 他のことで

 迷わせない、

 という

 固い決意を

 持って

 その計画を

 行動に移せば、

 願望は

 必ず

 達成するのである。

 

 

・願望実現のための6ヵ条

①あなたが

 実現したいと思う

 願望を

「はっきり」

 させること。

 単に

 お金が

 たくさん

 欲しい

 などというような

 願望設定は、

 まったく

 無意味なことである。

②実現したいと

 望むものを

 得るために、

 あなたは

 その代わりに

 何を

 “差し出す”のかを

 決めること。

 この世界は、

 代償を

 必要としない

 報酬など

 存在しない。

③あなたが

 実現したいと

 思っている

 願望を

 取得する

「最終期限」を

 決めること。

④願望実現のための

 詳細な計画を

 立てること。

 そして

 まだ

 その準備が

 できていなくても、

 迷わずに

 すぐに

 行動に移ること。

⑤実現したい

 具体的願望、

 そのための

 代償、

 最終期限、

 そして

 詳細な計画、

 異常の4点を

 紙に

 詳しく書くこと。

⑥紙に書いた

 この宣言を、

 1日に2回、

 起床直後と就寝直前に、

 なるべく

 大きな声で

 読むこと。

 このとき、

 あなたは

 もうすでに

 その願望を

 実現したものと考え、

 そう

 自分に

 信じ込ませることが

 大切である。

 

 

・富を手にしたいと

 願っているなら、

 私たちの

 生きている

 この世界が

 絶えず

 進み続けている

 ということを

 念頭におく

 必要がある。

 次から次へと

 新しい指導者、

 新しい発明、

 新しい教育法、

 新しい市場が

 現れ、

 また

 新しい書籍や文学、

 新しいテレビ番組や

 新しい映画

 といったものが

 生まれている。

 これら

 新しいものが

 次々と

 生まれていき、

 増えていく

 その背後にあって、

 それらの

 誕生の源と

 なっているものが、

「強力

 かつ

 明確な

 願望」

 であることを

 見逃しては

 ならない。

 

 

・明確な願望や目標、

 欲するものに関する知識、

 そして、

 それを

 絶対に手に入れるのだ

 という

 強い願望こそ、

 “新しい何か”を生む

 エネルギーなのである。

 世界を代表する

 指導者として

 尊敬されてきた人々は、

 常に

 まだ

 見ることも

 触ることも

 不可能な未来を

 断固として

 信じ続ける力を

 持っていた。

 その力で

 高層ビルを建て、

 都市を築き、

 工場を造り、

 人間の生活を

 便利で

 楽しくする

 飛行機や

 自動車などの

 ありとあらゆるものを

 創造してきたのである。

 

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・この変化に富んだ

 多様な世界で

 成功したいならば、

 あなたのことを

 空想家だと

 軽蔑する人々の

 言葉を

 気にしては

 いけない。

 先駆者たちの

 夢こそが、

 この貴重な

 現代の文明を

 つくったのである。

 文明の活力の

 源となっているのが、

 その開拓精神だということを

 忘れてはならない。

 

 

・私たちは、

 自分の才能を

 市場に送り出す、

 素晴らしい機会を

 持っている。

 であるならば、

 思い切って

 あなたの夢に

 挑戦することだ。

 もし

 失敗したら

 どうしようか

 といった考えは、

 無視することだ。

 どんな失敗にも

 必ず

 成功への

 きっかけが

 潜んでいるのだ。

 

 

・マルコーニは、

 目に見えない

 電波の力の利用に

 自分の夢を

 賭けた。

 そして

 今日の

 ラジオやテレビが

 生まれたのである。

 しかし、

 電線を使うことなく

 空中に

 電波を飛ばして

 通信することを

 マルコーニが

 発表したとき、

 友人たちが

 彼を

 精神病院に

 連れていった

 という

 笑い話もある。

 

 

・成功している人の

 多くが、

 最初は

 みじめな状況から

 出発していることを

 忘れてはならない。

 

 

・単なる

 望みを持つことと、

 願望を

 現実のものとして

 受け入れようと

 心の準備をすることは、

 まったく

 違うことである。

 必ず

 実現すると

 心から

 信じない限り、

 願望を

 受け入れようとする

 心の準備は

 できない。

 それには

 まず

 信念を持つことが

 必要である。

 

 

・自分の人生を安く

 人生に売った者は

 やがて

 蓄えが減ったとしても

 人生は

 まったく

 ビタ一文も

 支払ってはくれない。

 

 人生は

 雇い主と

 同じだ。

 しかも

 欲しいだけの

 給料をくれる。

 

 だが、

 ひとたび

 給料を決めてしまったら

 あとは

 その給料の多寡と

 関係なく

 困難な勤めに

 耐えていかなければならない。

 しかし、

 どんなに

 みじめな仕事でも

 精一杯努力すれば

 人生は

 請求しただけの報酬を

 喜んで支払ってくれるものだ。

 

 

・自然の法則は、

 私たちに

 なすべきことを

 教えてくれる。

 ただ

 素直に

 従うことだ。

 人には

 それぞれの方法で

 生きる手立てがある。

 耳をすませて

 静かに聞けば、

 正しい法則が

 あなたにも

 聞こえてくるだろう。

 

 

・エッセンス

①願望や目標が

 完全に

 心を捉えたら、

 もう

 迷うことはない。

 成功は

 あなたのものだ。

②この章で示した

「願望実現のための6ヵ条」は、

 願望や目標を

 黄金に変える

 ノウハウである。

 アンドリュー・カーネギー

 このノウハウで

 巨富を

 手に入れたのである。

③願望や目標は、

 一時的敗北を

 成功へのステップに

 変える。

 マーシャル・フィールドが

 焼跡に

 世界一の店を

 再建したのも

 願望の力であった。

④耳のない少年が

 聞こえるようになり、

「素質がない」

 と言われた少女が

 一流のオペラ歌手になり、

 医師に見放された病人が

 回復したのも、

 すべて

 願望や目標の

 力による。

⑤自分で認めない限り

「限界」などというものはない。

 

 

・揺るぎない

 信念を持とう。

 その信念が、

 あなたの思考を

 力に変えるのだ。

 信念が

 願望や目標と

 結びついたとき、

 あなたの望みは

 実現する。

 

 

・信念というものは、

 願望という、

 “形を持たない

 一種の思考”を、

 物理的な実体

(たとえばお金)

 あるいは

 現象的事実

(たとえば

 スポーツで優勝する)

 に転換するのである。

 すなわち

 信念によって、

 思考は

 紛れもなく

 現実化するのだ。

 

 

・繰り返し

 潜在意識に

 命令を

 送り込むことが、

 信念を

 自発的に開発する

 方法である。

 このことは

 犯罪を

 繰り返す人の

 心理を考察すれば、

 より深く

 理解できよう。

 はじめて

 犯罪を犯すとき、

 人は

 それを恐れるものだ。

 しかし

 犯罪を

 繰り返していくうちに、

 それに慣れてしまう。

 これと同じように、

 潜在意識に対して

 常に、

 繰り返し繰り返し

 同じ考えを

 命令していけば、

 潜在意識は

 次第に

 その考えを

 受け入れ、

 そして

 それに基づいて

 行動するようになるのである。

 

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・感情を伴った

 思考は、

 強い信念と

 結びつくと、

 やがて

 物理的な実体へと

 変換していく。

 なぜなら

 このように

 “完全武装”した

 思考は、

 自ずと

 バイタリティを

 目覚めさせる。

 バイタリティは

 行動力と

 結びついているからである。

 

 

・肯定的な信念と

 結びついた

 思考ばかりではなく、

 否定的な感情と

 結びついた

 思考も

 潜在意識に

 到達しやすい

 性質を持っている。

 潜在意識に

 到達する、

 というのは

 要するに

「それが

 あなたの脳

(心といっても良い)

 の一部になる」

 というのと

 同じ意味だ。

 したがって

 人は

 用意に

「不幸」

 という名の

 泥沼に

 足を

 とられやすくなっている。

 しかし

 本来、

 不幸とか不運などというものは

 実体がないものなのである。

 それは

 人の

 心の中にのみ

 存在する。

 つまり

 それは

 主観的なものなのだ。

 しかし

 当人にとっては

 それは

 もう

 脳の一部、

 あるいは

 心の一部と

 なってしまっているものだから、

 あたかも

 実体があるかのように

 信じ込んでしまう。

 

 

・私は

 信念を、

 不滅の信念を

 持とうと

 している。

 信念は、

 私の思考に

 生命と

 エネルギーと

 行動力を

 与える

 永遠の妙薬。

 私が

 何かを

 達成させたいとき、

 信念が

 それを

 可能にしてくれる。

 信念は

 あらゆる

 奇跡をもたらす

 科学でも解けない

 謎。

 でも

 私は

 それを

 用いることができる。

 信念とは

 失敗の解毒剤。

 私の心が

 落ち込んだとき、

 私を

 不死鳥のように

 よみがえらせる

 魔法の粉。

 信念と願望、目標が

 うまく結びついたとき、

 互いに

 強固なものとなって

 私の望みは

 実現せざるを

 得なくなる。

 信念は

 私の思考を

 崇高なものとする

 隠された力。

 信念があればこそ、

 人は

 文明を築くことが

 できたのだ。

 そして

 今、

 私は

 その信念を

 持とうとしている。

 

 

・人は

 自分の心の中で

 繰り返してきた

 言葉を、

 最終的には

 信じるようになる。

 たとえ

 自分の心の中で

 反芻する事柄が

 嘘であったとしても、

 自分の心の中で

 反芻しているうちに、

 その嘘を

 受け入れるように

 なってしまうのだ。

 そして

 それは

 その人の

 確信、

 あるいは

 信念と

 なっていく。

 このように、

 嘘も

 繰り返しの洗礼にあうと、

 自分でも

 本当のことのように

 思えてくるのである。

 

 

・自信を育む公式

①私は

 人生の

 明確な願望・目標を

 達成できるだけの

 脳力を

 持っている。

 したがって

 私は

 どんなことが

 あっても

 忍耐強く

 それを

 追及していく。

 このことを

 私は

 自分自身に対して

 約束する。

②心の中で

 強く願えば、

 それは

 いつの日か

 必ず

 実現することを

 私は

 確信している。

 だから

 毎日30分、

 私が

 このように

 なりたいと思う

 自分の姿を

 心の中で

 鮮明に、

 そして

 具体的に

 想像する。

③深層自己説得の

 素晴らしい威力を

 私は

 知っている。

 だから

 毎日10分間、

 私は

 リラックスして

 自信を養うための

 深層自己説得を行う。

④私は

 自分の願望・目標を

 はっきりと

 紙に書き出した。

 私は

 それを達成するまで、

 どのようなことが

 あっても

 決して

 諦めないことを

 誓う。

⑤いかなる

 富も地位も、

 それが

 真実と信義に基づくもので

 なければ、

 長続きしない。

⑥私は

 真実と信義を

 重んじる。

 人々の利益に

 ならないことは

 決してしない。

 人は

 誰でも

 他の人々の協力により

 成功を

 勝ち取ることが

 できることを

 私は知っている。

 だから

 私は、

 まず

 人々に対して

 奉仕することを

 私の使命とする。

⑦私は

 憎しみ、

 嫉妬、

 利己的な心、

 これらを

 すべて

 排除し、

 思いやりと

 誠実な心で

 人々に接する。

 私は

 自分を愛するのと

 同じように

 他人を愛する。

 

 私は

 以上の公式に

 署名し、

 この公式を

 暗記し、

 毎日

 復唱する。

 そして

 私は

 この公式が

 私の考え方、

 私の行動に

 影響を与え、

 成功を収めることが

 できると

 確信する。

 

 

・負けると思ったら

 あなたは負ける。

 負けてなるものか

 と思えば

 負けない。

 

 勝ちたいと

 思っても、

 勝てないのではないかな

 と思ってしまったら、

 あなたは

 勝てない。

 負けるんじゃないかな、

 と思ったら

 あなたは

 もう負けている。

 というのも、

 成功は

 人の考えから

 始まるからだ。

 すべては

 あなたの

 心の状態によって

 決まるのだ。

 

 自信がなければ

 あなたは負ける。

 上に登りつめるには

 高揚した精神が

 必要だ。

 何かに勝つためには

 自信が必要だ。

 

 人生のたたかいに

 勝つのは、

 必ずしも

 最も強くて、

 最もすばしっこい人ではない。

 最終的に

 勝利を収めるのは、

 “私はできる”

 と思っている人なのだ。

 

 

・大成功を収めた

 人々の陰には、

 たいていの場合、

 愛する人

 存在がある。

 

 

・富は

 思考から

 出発する。

 そして

 限界があるとすれば、

 それは

 願望実現を

 はかろうとする人の

 頭に

 限界があるからに

 他ならない。

 

 

・エッセンス

①信念なくして

 成功はない。

 信念は

 深層自己説得によって

 強化することが

 できる。

②「自信を育む公式」の

 実践は

 難しいものではない。

 絶望的になれば

 絶望的な結果を招き、

 勝利や幸福を願えば

 その通りの結果となる。

リンカーンガンジー

 みられるように、

 揺るぎない信念は

 何百人もの人々の

 心を引きつけ、

 一人の心のように

 まとめあげることが

 できる。

④得る前に与えよ。

 これは、

 自分の利益のためだけの

 ビジネスを、

 人々と

 利益を分かち合う

 ビジネスに

 変えなければならない、

 ということである。

⑤人は

 信念によって、

 豊かにもなるし、

 貧しくもなる。

⑥信念は

 限界を打ち破る

 役目を果たす。

⑦あなたが求める

 富によって

 あなたの

 人生が決まる。

 

 

・潜在意識は

 肥沃な畑に

 例えられる。

 肥えた畑でも

 種子をまかずに

 放置しておけば、

 雑草天国に

 なってしまう。

 潜在意識についても

 同じことがいえる。

 深層自己説得によって、

 心の中の

 肥沃な部分に

 創造的な思考の

 種子を植えれば、

 それを育成することが

 できる。

 何もしなければ

 雑念に

 占領されてしまうだろうし、

 破滅的な種子をも

 受け入れてしまうことに

 なるのだ。

 

 

・深層自己説得の力を

 効果的に発揮させる方法

①誰にも邪魔されない、

 静かな場所を

 選んでいただきたい。

 さしずめ

 就寝前の

 ベッドの中でも良い。

 目を閉じて、

 あなたが

 貯めたいと

 思っている金額と、

 いつまでに

 貯めるのかについて

 書いたものを

 読み上げる。

 自分で

 自分の声を

 聞くことになる。

 そうして、

 すでに

 お金を手にした

 自分の姿を

 心に描く。

 たとえば、

 今から

 5年後の

 1月1日までに、

 セールスパーソンとして

 1億円を貯めたい

 と決意したとしよう。

 あなたが作る

 宣言文は

 次のようなものに

 なるはずだ。

「○○年1月1日までに

 私は

 1億円を

 手に入れます。

 このお金が

 5年の間に

 だんだん

 貯まってきます。

 私は

 このお金を

 貯めるために、

 最善を尽くす

 覚悟をしています。

[具体的な仕事の内容を書く]

 私は

 このお金を

 手に入れることを

 確信しています。

 私は

 確固とした

 信念を持っています。

 ですから、

 そのお金は

 手で触ることが

 できるほど、

 はっきりと

 心に描くことが

 できます」

②あなたが

 貯めようとする金額が

 目に見えてくるまで、

 つまり

 この暗示の言葉が

 心の中で

 本当に

 自分のものになるまで、

 毎朝、

 毎晩

 繰り返す。

③その宣言文は

 よく見える場所に

 貼っておく。

 夜寝るまえに

 読み、

 朝起きたら

 すぐ読む。

 

 

・エッセンス

①人は

 第六感を持つが、

 潜在意識に

 作用するのは

 五感である。

 創造的な思考の

 種子を

 潜在意識に

 植えつければ、

 それを

 育成することが

 できる。

②実際に

 お金が

 手に入ったかのように

 思い込むと、

 思いがけないところから

 お金が

 集まってくるようになる。

 目標額を

 高く、

 明確にし、

 期限を

 はっきりと

 決めることだ。

③潜在意識に

 ひらめいたことは、

 直ちに

 実行せよ。

 機を逸すると

 命取りになる。

④この章で示した

 3つの

 簡単な手順で、

 深層自己説得を

 自在に

 使えるようになる。

 これにより

 自分の運命を

 変えることができる。

⑤逆境は、

 常に

 それ以上の利益の

 種子を

 秘めている。

 

 

・知識が

 力になり得るのは、

 知識が、

 目標に向けた

 行動プランの中で

 活用されたときだけである。

 知識のみを与えて、

 その活用方法を

 教えないのは、

 教育制度の欠陥かもしれない。

 

 

「そのような

 質問をするなら、

 あなたに

 言っておきたいことが

 あります。

 私の

 デスクの上には

 たくさんの

 ボタンがあります。

 その中の

 正しいボタンを

 押しさえすれば、

 私が

 必要としている

 知識を持った

 部下が

 すぐ

 来てくれます。

 私が

 どうして

 あなたに

 答えるために、

 一般知識を

 全部

 詰め込んでおく必要が

 あるのでしょうか?」

 

 

・何よりも

 重要な脳力とは

 想像力である。

 あらゆる

 専門知識を

 効果的に

 組み合わせ、

 富を得るための

 計画を

 作り上げていくのに、

 それは

 必要不可欠のもの

 だからである。

 

【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座

 

・エッセンス

①知識を持っているだけでは

 役に立たない。

 明確な

 願望や目標を

 達成するために

 活用してこそ

 役に立つのだ。

②教育は、

 経験と

 人々との交流から

 得られるものだ。

 ヘンリー・フォード

「無学」であったからこそ

 富を築くことが

 できたのである。

③知識を得るのは

 たやすい。

 この章で示した

 5つの

 知識源を

 参考にすると

 良い。

④この章で述べたことを

 実行すれば、

 他人より

 10年

 先んじることが

 できる。

⑥知識は

 豊かさへと続く

 道であるが、

 その道を進む

 決心が

 なければ

 豊かには

 なれない。

 

 

・改良的想像力

→これは、

 古くからある

 概念、

 アイデア

 計画などを

 新しく

 再構成したものである。

 過去の

 経験や観察などによって

 得たものを

 組み合わせて、

 新しいものを

 作り出すのだ。

 発明家は

 たいてい

 この想像力で

 発明をしている。

 ただ、

 例外的に

 天才と

 呼ばれている人たちだけが、

 独創的な想像力を

 使っているだけである。

 ほとんどは、

 改良的な想像力だけで、

 多くの難題を

 解決してきている。

 

 

『魔法のヤカン』

 1887年のこと、

 ジョージア州に住む

 年老いた

 薬剤師

(医者を兼ねていた)

 ジョン・ペンパートンが、

 馬車で

 アトランタの町へ

 やってきた。

 彼は

 馬車を停めると、

 裏口から

 薬屋に

 こっそりと

 入っていった。

 そして

 居合わせた店員と

 1時間以上、

 カウンターの陰で

 小声で

 話し合っていた。

 やっと

 話し終わると、

 薬剤師は

 立ち上って

 馬車に戻った。

 そして

 古びたヤカンと

 大きな木のパドル

(かきまわし棒)を

 取って

 再び

 店に入り、

 その二つの品を

 店員に渡した。

 店員は

 そのヤカンを

 克明に調べてから、

 ポケットから

 札束を取り出して

 薬剤師に

 手渡した。

 札束は

 1750ドルで、

 そのとき

 36歳になる店員の

 全財産だった。

 それから

 薬剤師は、

 ある秘密の公式を

 書いたメモを

 店員に渡した。

 そのメモに書かれた

 公式は、

「王様の身代金」にも

 匹敵するほどの

 価値のあるものだったが、

 この薬剤師にとっては

 何の意味もなかった。

 その公式は、

 ヤカンの水を

 沸かすのに

 必要なものだったわけだが、

 薬剤師も店員も

 その沸かした

 ヤカンの湯から、

 どれほど

 巨大な富が

 生み出されるのか、

 そのときは

 見当も

 つかなかった。

 年老いた薬剤師は、

 古びたヤカンと棒とメモが

 1750ドルで

 売れたことに

 大喜びだった。

 店員は店員で、

 貯金のすべてを

 はたいたことで

 大きな賭けを

 したことになる。

 しかし、

 そのときは

 まさか

 この古びたヤカンが、

 伝説上の

 アラジンのランプも

 及びもつかないほどの

 黄金を生んでくれようとは

 夢にも

 思わなかった。

 店員が買ったのは、

 一つの

 アイデアだったのだ!

 古いヤカンと

 木の棒、

 それに

 メモは

 偶然の

 組み合わせに

 すぎないものだった。

 そのヤカンが

 不思議な力を

 発揮し始めたのは、

 店員が

 ある秘密の要素を

 混ぜ合わせたことから

 であった。

 その秘密の要素は、

 薬剤師でさえも

 考えつかなかったものだ。

 そのヤカンから

 黄金を

 溢れさせたもの、

 つまり、

 店員が混ぜた

 秘密の要素とは

 いったい

 何だったのか、

 おわかりになるだろうか?

 

 

・そこで、

 このアイデア

 生み出した、

 そこいらの

 小説よりも

 面白い事実を

 紹介することにしよう。

 まず、

 このアイデア

 どれほどの富を

 もたらしたかについて

 見てみることにしよう。

 このヤカンの

 中身を

 売ることによって、

 このアイデア

 そこで働く

 世界中の

 何百万人もの

 人々に

 莫大な給料を

 支払い続けている。

 また

 このヤカンの

 中身は、

 莫大な量の

 砂糖を

 消費している。

 そのため、

 サトウキビの栽培や

 砂糖の精製、販売に

 携わっている

 大勢の人々にも

 仕事をもたらすことに

 なった。

 また

 このヤカンは、

 年間何億本もの

 ガラス瓶を使っている。

 そのため

 ガラス加工に

 従事している人々の

 雇用を

 確保していることになる。

 それだけではない。

 この古いヤカンは

 多くの店員、タイピストを雇い、

 コピーライターに

 仕事を提供し、

 これを

 美しい絵に仕上げた

 アーティストに

 名誉と富を

 もたらした。

 この古いヤカンのおかげで、

 ジョージア州アトランタ

 南部随一のビジネス都市に

 発展したし、

 この町は

 直接、間接に

 大きな恩恵を

 受けているのである。

 このアイデアによって、

 世界中の

 文明都市に

 利益がもたらされ、

 関係する人々に

 絶え間なく、

 黄金を与え続けている。

 さらに

 また、

 ヤカンから

 あふれ出る

 黄金によって

 南部一の大学が

 開設され、

 毎年何千人もの

 若者が

 そこで

 成功のための

 訓練を

 受けることが

 できるようになった。

 もし

 この真鍮製のヤカンが

 言葉を話すことが

 できたら、

 世界中の言語で

 スリルに満ちた

 話をしてくれるだろう。

 ラブロマンスから

 事業成功の話、

 第一線で

 働いている人たちの

 話などである。

 私も、

 少なくとも

 一つは

 その種の話を

 知っている。

 というのは、

 私自身も

 関係していたからである。

 私が

 妻と初めて出会った

 場所は、

 あの店員が

 古いヤカンを買った

 場所の近くだったし、

 彼女は

 その魔法のヤカンの話を

 私にしてくれた。

 そして

 私が

 プロポーズしたとき、

 私たちが

 飲んでいたのは

 そのヤカンの

 中身だったのだ。

 あなたが

 どんな人であろうとも、

 どこに住んでいても、

 これから

コカ・コーラ

 という文字を

 見る機会があったら、

 次のことを

 思い出していただきたい。

 ヤカンを買った

 若い店員

 アサ・キャンドラーが、

 あのメモに書かれていた

 公式通りに

 混ぜ合わせたのは

「想像力」

 だったということだ。

 

 

・次に紹介する話は、

「意味あるところに

 道あり」

 という

 ことわざを

 立証しようというものだ。

 この話は、

 教育者であり、

 牧師であった

 フランク・W・ガンソーラス氏から

 直接

 聞いたものである。

 ガンソーラス氏は

 シカゴの

 食肉加工教区で

 長い間、

 牧師をしていた。

 ガンソーラス氏が

 大学に通っているとき、

 この国の教育制度に

 欠陥があることに

 気づいていた。

 そして、

 もし

 自分が学長だったら、

 この欠陥の多くを

 解決できると

 考えていた。

 彼は、

 自分のアイデア

 実現するために

 古い教育制度に

 縛られない

 新しい大学を

 設立しようと

 決心していたのである。

 この実現のためには、

 100万ドルの資金が

 必要だった。

 だが、

 どうやって

 その資金を

 調達したらいいのか?

 この問題が、

 大志を抱く

 牧師の心を

 長い間

 悩ませ続けたのである。

 しかし、

 いかに

 悩み続けたところで、

 事態は

 一向に

 進展しなかった。

 寝ても覚めても

 そのことだけが

 気がかりであった。

 そして

 この悩みは、

 やがて

 執念となった。

 ガンソーラス氏は、

 牧師であると

 同時に

 哲学者でもあった。

 成功した

 すべての人が

 そうであったように、

 彼は

 明確な目的を

 実現しようとする

 燃えるような願望が、

 達成への

 大きな原動力に

 なることも

 認識していた。

 ガンソーラス氏は

 その真実に

 気づいてはいたものの、

 どうやって

 100万ドルを

 手に入れることが

 できるかは、

 まったく

 わからなかった。

 もし

 彼が

 普通の人だったら、

 次のような

 言い訳をして

 諦めたことだろう。

「私のアイデア

 非常に

 素晴らしい。

 だが、

 必要な

 100万ドルが

 手に入らない以上、

 私には

 どうすることも

 できないのだ」

 しかし、

 彼は違った。

 そのことについては

 直接、

 彼の言葉で

 語ってもらうことにしよう。

 

 ある土曜日の午後、

 私は

 自分の部屋で

 100万ドルをつくるのに

 どうしたらいいかを

 考えていました。

 それは

 もう

 2年近くも

 考えていました。

 私には

 考える以外に、

 できることは

 何もありませんでした。

 やがて、

 行動に移す

 時期がきました。

 私は

 100万ドルを

 1週間以内に

 つくることを

 決意しました。

 では、

 どうやって?

 私は

 そのことについて

 心配しないことに

 しました。

 重要なのは、

 一定期間内に

 そのお金を

 つくるのだという

「決意」です。

 この決意をした

 瞬間から、

 今までに

 経験したことのないような

 不思議な確信が

 心の中に

 生まれました。

 心の中で

 何者かが

 私に

 こう言っているのが

 聞こえてきたのです。

「どうして

 お前は、

 長い間

 その決意を

 しなかったのか?」

 それからというもの、

 ことは

 急速に進展しました。

 私は

 ある新聞社に

 電話をかけて、

 明日の朝、

 説教をしたいと

 申し入れました。

 演題は

「もし

 私が

 100万ドルを

 持っていたら

 何をするだろうか」

 というものでした。

 そして、

 すぐ

 準備に

 取り掛かりました。

 その準備は

 特に

 難しくは

 ありませんでした。

 2年間も

 私は

 そのことを

 考え続けてきたのです。

 それで

 すっかり

 準備を整え、

 早めに

 ベッドに入りました。

 私は、

 すでに

 100万ドルを

 手にしている

 自分の姿を

 思い浮かべることが

 できました。

 そして、

 自信を持って

 眠りについたのです。

 翌朝

 早く目が覚め、

 バスルームで

 その原稿を

 読み返しました。

 そして、

 ひざまずいて、

 今日の説教が

 資金提供者の心を

 動かしてくれることを

 神に祈りました。

 祈っている間も

 私の心は

 満ち満ちていました。

 興奮のあまり、

 せっかく書いた

 原稿を持たずに

 バスルームから

 飛び出し、

 説教場へ行きました。

 そして

 説教を始める直前まで、

 原稿を忘れたことに

 気がつきませんでした。

 気がついたときは、

 もう遅すぎました。

 戻ることは

 できません。

 しかし、

 原稿を忘れたことが

 いかに

 幸いだったことか!

 私が

 話さなければ

 ならないことは、

 すべて

 潜在意識が

 覚えていてくれていたのです。

 時間が

 きました。

 私は

 立ちあがって

 瞑目し、

 心の底から

 理想を話しました。

 ただ

 目の前にいる

 聴衆に

 話しただけでなく、

 神に祈りました。

 そして、

 私が

 100万ドルを

 手に入れて、

 何をしようとしているか

 ということを

 詳しく話しました。

 若者たちが

 もっと

 実用的な知識を

 学びながら、

 同時に

 豊かな心を

 養うことのできる

 教育機関

 つくりたいという、

 長い間の計画について

 話しました。

 話し終わって

 座っていますと、

 後ろから

 3列目あたりに

 座っていた

 ひとりの紳士が、

 ゆっくりと

 演壇のほうへ

 近づいてきました。

 私には、

 彼が

 何をしようとしているのか

 わかりませんでした。

 彼は

 演壇に上がると、

 両手を拡げて

 私に

 こう言いました。

「牧師さま、

 私は

 あなたの説教が

 気に入りました。

 もし

 100万ドルあったら、

 あなたは

 今

 話されたことを

 実行なさるでしょう。

 明日の朝、

 私のオフィスに

 お越しくださるなら、

 私は

 その100万ドルを

 差し上げたいと

 思います。

 申し遅れました、

 私は

 フィリップ・ダンフォース・アーマー

 と申します」

 

 翌朝、

 ガンソーラス氏は

 実業家のアーマーの

 オフィスを訪ね、

 100万ドルを

 提供されたのである。

 アーマー実業大学は、

 その資金によって

 設立された

 大学である。

 現在

 その大学は、

 イリノイ工科大学として

 知られている。

 必要な

 100万ドルは

 ひとつのアイデアによって

 もたらされたものだ。

 そのアイデアには、

 ガンソーラス氏が

 2年近くも

 温めてきた

 願望が

 しっかりと

 裏づけられていたのである。

 この実例の中の

 重要な点を

 見逃さないで

 いただきたい。

 彼は

 願望を達成するために、

 明確な決意を

 持ち、

 計画を立て、

 実行してから

 36時間以内に

 その目標を

 達成していることだ。

 ただ

 漠然と

 100万ドル欲しいと

 夢のような

 願いを持つことは、

 世間では

 珍しいことでも

 何でもない。

 大勢の人が

 持っている

 望みである。

 あの記念すべき

 土曜日の決意だけが、

 他の人と

 違っていたのである。

 彼は

 お金が欲しいという

 漠然とした

 考えを捨て、

「1週間以内に

 100万ドルを

 手に入れるのだ」

 という

 明確な

 決意をしたことが

 成功に

 結びついたのである。

 ガンソーラス氏に

 100万ドルを

 もたらした

 法則は

 今でも

 生きている。

 あなたも、

 もちろん

 この法則を

 使うことができる。

 この不変の法則は、

 若い牧師を

 成功させたように、

 あなたをも

 成功に導くのである。

 

 

「明確な目標」と

「完全な行動計画」があれば、

 アイデア

 富に変えることが

 できる。

 

 

・もし

 あなたが、

 勤勉と正直だけが

 富を築くのだと

 信じ込んでいるとしたら、

 そのような考えは

 早く

 捨てるべきである。

 真面目に

 働いてさえいれば

 大金持ちになれるというのは、

 とんだ誤解である。

 莫大な富というのは、

 努力だけでは

 手に入らない。

 莫大な富というのは、

 強烈な願望と

 不変の法則の働きが

 なければ

 手に入らないのだ。

 偶然や、

 まぐれとも

 無縁である。

 

 

・一般論にいって、

 アイデアとは

 思考のひらめきであり、

 それは

 想像力の働きを

 借りて

 人に

 行動を

 起こさせるものである。

 そのままでは

 売れない商品でも、

 アイデアによって

 売れることを

 セールスパーソンは

 知っている。

 しかし、

 ありきたりの

 セールスパーソンは

 その事実を

 知らないため、

 ありきたりの

 セールスパーソンで

 終わってしまうのである。

 

 

・ある廉価本の

 出版社は、

 非常に

 興味ある事実を

 発見している。

 客のほとんどは、

 本の内容ではなく

 タイトルで

 買うのだそうである。

 全然

 売れていない本の

 題名を変えるだけで、

 100万部も売れた

 ということがあった。

 内容は

 いっさい

 変えていない。

 ただ

 表紙を

 取り替えただけなのである。

 そうすることによって、

 爆発的に

 売れたのだ。

 

 

・アイデアには

 定価がつけられない。

 アイデア

 思いついた人が

 自分で

 値段をつけるのだ。

 だから

 その人が

 賢明なら、

 思い通りの

 値段が

 つけられるのである。

 

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・エッセンス

①人には、

 改良的想像力と

 独創的想像力がある。

 訓練によって

 この2つを合わせ

 用いることが

 できるようになる。

②想像力は

 成功の触媒であり、

 失敗の中には

 見られない。

 アサ・キャンドラーは、

 コカ・コーラ

 製造法を

 発見したのではなく、

 その味を

 富に変える方法を

 イメージしたのだろう。

③明確な目標金額が

 想像力に

 裏打ちされれば、

 お金は

 いくらでも

 集まってくるものだ。

④巨富を手に入れるのは

 簡単なことである。

 新しいアイデアではなく、

 従来のアイデア

 組み合わせだけで

 何百万ドルも

 手に入れることさえある。

 どんなに

 素晴らしい道具も、

 使い方を

 知らなければ

 どうにもならないのである。

 

 

・目標や願望を

 設定したら、

 次の行動は

「計画」を

 立てることだ。

「計画」は

 目標や願望を

 実現に至らせるまでの

 架け橋となる。

 だが

 この橋を渡るにあたっては、

 優れた

 リーダーシップが

 発揮されなければ、

 途中で

 立往生しかねない。

 

 

・実践的な計画作りに必要な

 4つの原則

①世のためになることや

 何か事業を興すために、

 計画を実行するにあたって、

 必要な人材を

 できるだけ

 多く集め、

 グループを

 形成すること。

 私は

 これを

マスターマインド

 と呼んでいる。

 このことは

 第10章で

 詳しく説明するが、

 マスターマインドの原理を

 使うことになる。

 これは

 重要な条件である。

 無視してはならない。

マスターマインド

 構成する前に、

 あなたは

 その人たちに

 どのような支払いが

 できるのかを

 決めておかなければ

 ならない。

 報酬の用意をしないで、

 他人の協力を

 求めてはならない。

 また

 賢明な人ならば、

 報酬を用意せずに

 人を動かせようなどとは

 考えないものだ。

 だが、

 この報酬は

 必ずしも

 金銭でなくても良い。

③これらの

 マスターマインドとは、

 少なくとも

 週に2回以上は

 会うように

 決めておくこと。

 回数は

 多ければ多いほど良い。

 計画が

 完全に達成するまで

 これを

 続けること。

④あなた自身と

 マスターマインド

 一人一人と

 完全な和を

 保つようにする。

 お互いに

 心が通わないと、

 計画は

 途中で失敗する

 可能性がある。

 マスターマインド

 呼ばれるための

 条件は、

 全員の心が

 完全に

 結ばれているところにある。

 

 

・他人の協力を

 まったく

 借りないで、

 巨大な富を

 築くのに

 十分な

 経験や

 知識、

 才能を

 全部

 持っているなどという

 人は存在しない。

 だから、

 富を築く

 計画というのは

 自分の力と

 協力者たちの力が

 うまく

 組み合わされていなければ

 ならない。

 もちろん、

 これらの計画は

 あなた一人で

 作っても

 かまわない。

 だが

 その場合は、

 他の協力者から

 承認されたもので

 なければならない。

 

 

・ところで、

 もし

 最初に立てた

 計画が

 失敗したら、

 どうすれば

 良いのだろう。

 答えは

 考えるまでもない。

 失敗を教訓にして

 練り直し、

 再び

 新たな計画を

 立てれば良い。

 それも

 また

 上手くいかなかったら、

 また

 すぐ

 次の

 新しい計画に

 着手するのだ。

 上手くいくまで、

 それを

 繰り返せば良い。

 これは

 成功のための

 重要なポイントである。

 

 

・計画を立てるための

 重要事項

①あなたは

 これから、

 非常に

 重要なことを

 しようとしている。

 成功を

 確実なものに

 するには

 完全な計画を

 立てなければ

 ならない。

②あなたは、

 他人の

 計画や

 知識、

 才能、

 想像力を

 借りることによって

 初めて

 成功することが

 できる。

 このことは、

 今までに

 莫大な財産を

 築いてきた人の

 誰もが

 実行してきたことである。

 

 

・一時的な

 失敗というのは、

 ただ一つのことを

 意味しているに

 過ぎない。

 計画のどこかが

 間違っていた、

 というだけのことだ。

 多くの人々が

 不本意な生活を

 送るのは、

 お金を貯めるための

 完全なプランを

 立てなかったからである。

 完全なプランがない限り、

 成功は

 覚束ない。

 あなたを

 成功させるのに、

 完全な計画を

 立てることに

 勝ものはないことを

 銘記してほしい。

 心の中で

 諦めない限り、

 永久に

 敗北はないのだ。

 

 

「落伍者に

 勝利はない。

 勝利者

 決して

 途中で

 諦めない」

 

 

・私たちを

 成功させる要素は、

 アイデアと努力以外には

 ないのである。

 

 

・従属者である

 ということ自体は、

 決して

 恥ずかしいことではない。

 だが、

 いつまでも

 従属者でいることは

(当たり前のことだが)

 名誉なことではない。

 どんな大企業の

 リーダーでも、

 最初は

 従属者だった。

 その人たちは、

 知的であったために

 リーダーになることが

 できたのである。

 リーダーに

 賢明に

 従うことのできない

 部下は、

 ほとんど

 例外なしに

 優秀なリーダーに

 なれないといってよい。

 賢明に

 リーダーに

 従うことのできる

 部下が、

 最も早く

 リーダーに

 昇進することが

 できるのだ。

 賢明な部下だけが、

 そのリーダーから

 知識を得る機会が

 あるからである。

 

 

・リーダーになるための

 11の重要な条件

①揺るぎない

 勇気を持っていること。

②セルフ・コントロール

 脳力を持っていること。

③強い

 正義感を持っていること。

④強固な

 決断力を持っていること。

⑤計画性を持っていること。

⑥報酬以上の仕事をする

 習慣を持っていること。

⑦明るい

 性格を持っていること。

⑧思いやりと理解を

 持っていること。

⑨詳細を認知していること。

⑩責任感を持っていること。

⑪協調性があること。

 

 

「最も優れた人は、

 万人の召使いにも

 なれる人である」

 

 

・リーダーが失敗する

 10大原因

①精密な思考に

 欠けること。

②つまらない仕事を

 したくないという

 気持ちを持つこと。

③行動よりも知識を

 大切にしすぎること。

④部下の挑戦を

 恐れること。

⑤想像力が欠如していること。

⑥利己主義者。

⑦過激な性格。

⑧不誠実。

⑨特権の乱用。

⑩地位の誇示。

 

 

・成功の黄金律

「自分がして欲しいと思うことは、

 何よりもまず

 他人にそうしてあげることだ」

 

 

・すべての人は

 自分を売り込む

 セールスパーソンで

 なければならない。

 将来が

 どの程度

 輝かしいものかは、

 あなたが

 他人に提供するサービスの

 質と

 量と

 サービス精神による。

 それが

「クイック・クイック・スロー

(QQS)」の公式と

 呼ばれているものである。

 といっても

 初めのQは

 クオリティ(質)、

 2つめのQは

 クォンティティ(量)、

 そして

 Sは

 サービス精神のことである。

 この3つを

 うまく組み合わせれば、

 あなた自身を

 効果的に

 売り込むことが

 できる。

 この

 クイック・クイック・スローを

 日常、

 習慣的に

 活用してほしい。

 必ず

 素晴らしい成果を

 生むだろう。

 

 

・失敗を招く

 30の原因

①遺伝的欠陥。

②明確な人生目標の欠如。

③向上心の欠如。

④教育の不足。

⑤自己訓練の欠如。

⑥病気

⑦幼少のころの

 不幸な環境による影響。

⑧1日延ばしの傾向。

⑨忍耐力の欠如。

不定的な性格。

⑪過剰な性欲。

⑫ギャンブル好き。

⑬優柔不断。

⑭6つの基本的な恐怖。

⑮誤った配偶者の選択。

⑯過度の用心深さ。

マスターマインドの失敗。

⑱迷信と偏見。

⑲職業選択の誤り。

⑳集中力の欠如。

㉑浪費癖。

㉒熱意の欠如。

㉓狭量。

㉔不摂生。

㉕協調性の欠如。

㉖努力なしで得た富。

(相続によって得た富など)

㉗虚言症。

㉘利己主義と虚栄心。

㉙当て推量。

㉚資金不足。

㉛その他。

(この項には、

 あなたが

 今までに

 経験した

 失敗の原因を

 記載していただきたい)

 

 

・教育の不足は

 比較的容易に

 解決できる。

 過去の歴史から

 見ても、

 真に

 最高の教育を

 身につけた人というのは、

 そのほとんどが

 “独学”であった。

 大学を卒業したからといって、

 必ずしも

 教養があるわけではない。

 真に

 教養のある人というのは、

 他人の権利を

 侵害することあく

 着々と

 自らの願望を

 達成していく人である。

 人は、

 持っている

 知識によって

 富

(物質的な富であれ

 精神的な富であれ)

 を得ているのではない。

 身につけた知識の

 用い方を知っている人が

 富を得るのである。

 それを

 知者という。

 

 

・私たちは

 たいてい、

 立派な

 “創業者”である。

 だが、

 哀れな

 “破産者”でもある。

 というのも

 少しでも

 失敗すると、

 すぐ

 投げ出してしまうからだ。

 何かをするとき、

 人は

 誰でも

 創業者だ。

 そのときは

 勇んでいるから、

 “立派”に見える。

 だが

 生み出そうとしたものを、

 他愛もない出来事で

 心をかき乱し、

 破り捨ててしまう

 破産者でもある。

 忍耐ほど

 大切なものはない。

 どんな失敗でも、

 忍耐に

 打ち勝つことはできない。

 失敗に

 王手をかけられるのは

 忍耐しかない、

 と心得るべきだ。

 

 

・資本主義体制は、

 誰に対しても

 富を得る権利を

 侵害しない。

 ただし、

 何の努力もしない人には

 富を与える

 保障も約束もしない。

 

 

・失敗の

 最大の原因は

 決断力の欠如にある。

 決断は

 素早くし、

 変更が必要になるときまで

 一度下した決定は

 変えないことだ。

 優柔不断は

 誰もが

 克服しなければならない

 大敵である。

 

 

・億万長者など

 問題にもならないほどの

 巨額の富を築いた

 ウルトラリッチの

 何百人かの人々を

 分析して

 明らかになったことは、

 全員が

 例外なく

 素早い決断の

 持ち主であった

 ということである。

 また

 反面、

 一度下した決定を

 変更しなければ

 ならないときは、

 慎重に

 時間をかけて

 新たな決断を

 していることも

 わかった。

 それに反して、

 富を築くことに

 失敗した人々は、

 例外なく

 決断を下すのが

 非常に遅く、

 また一度下した決定を

 変更しなければ

 ならないときは

 とても素早く、

 しかも

 頻繁に行っていることであった。

 

 

・必要な金銭ですら

 満足に

 手に入れることの

 できない人は、

 気持ちに

 余裕がなくなって、

 一般的に

 他人の意見に

 影響されやすい。

 彼らは

 新聞記事や

 近所の噂話にすら

 容易に

 影響されてしまうのだ。

 “意見”とは、

 この地上で

 最も安い

 商品である。

 人間は

 誰でも

 山ほどの意見

(無責任なものが多いが)

 を持っている。

 受け入れてくれさえすれば、

 いくらでも

 放出するものだ。

 あなたが

 自分の信念を

 ポケットに入れて、

 他人の意見に

 惑わされて

 結論を出すとしたら、

 何をやるにしても

 成功することはないだろう。

 金儲けなど

 及びもつかないことだ。

 他人の無責任な意見に

 振り回される

 ということは、

 あなたに

 まだ

 真剣な願望が

 確定していないことを

 意味する。

 

 

・あまりにも

 親しすぎる友人や

 親戚などは、

 ほんの軽い気持ちで

 冗談半分の意見で

 あなたの邪魔を

 するかもしれない。

 多くの人々が

 失敗してしまったのは、

 善人ではあるが

 無知な人たちによって

 自信を

 喪失させられたからである。

 

 

「真に賢明な人は、

 その慎み深さと沈黙で

 目立つものである」

 

 

・決断を妨げる要因

①感情の喪失。

②無関心。

③問題解決のために

 優先順位をつける、

 ということに関して

 その価値を知らないこと。

④低い自尊心。

⑤絶望と抑鬱

⑥現実を

 極端に離れて

 肥大化させた

「理想的セルフ・イメージ」。

⑦自己否定、

 不適切な「他人への依存」、

 人に好かれたいと思う強迫観念。

⑧尊敬されたいと思い、

 見栄を張ること。

⑨完全主義、理想主義。

⑩さらにより良いものが

 現れるという確信。

⑪自分の想像の中で

 育てられたものに、

 とらわれること。

⑫「もし失敗したら」と考え、

 みじめになることを

 恐れること。

⑬自分に対して

 過剰な要求をすること。

⑭何を選択したら良いか

 わからないこと。

⑮時間がない、

 という幻想に

 とらわれること。

⑯判断力が低下していること。

⑰精神統一ができないこと。

 

 

・エッセンス

①決断力の欠如が

 失敗の

 最大の原因である。

 他人の意見も

 大切だが、

 それに

 惑わされては

 ならない。

 あなたの人生は

 あなたの意見で

 決まるのである。

②決断力は

 強大な力を

 発揮する。

 成功者は

 例外なく

 素早い決断力の

 持ち主である。

アメリカの独立の経緯など、

 偉大な決断にまつわる

 物語を調べ、

 あなたの人生の

 指針として

 いただきたい。

④自由を求める

 強い願望が

 自由をもたらすのと

 同様に、

 巨富を求める願望は

 巨富をもたらす。

⑤力強い人とは、

 自分の力を

 信じている人である。

 

 

 

 

 

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