ひ。抜粋ノート(抜粋39箇所)
抜粋ノート
・お金は
天国に
持っていけないことと、
お金は
紙だということ。
・多くのお年寄りが、
使い切れない
お金を
誰にも
話すことなく
亡くなっている。
→2011年、
亡くなったからの
4%が相続税を収めている。
→1兆2520億円弱
→死ぬまでに
使い切れないほどの
お金を
貯めこんでいる。
・お金とは、
もともと
自然界にあったものとは
異なり、
人間が
自分たちの
都合に合わせてつくった
「道具」
にすぎない。
・「お金」が発明されて
初めて
人々は
好きなことを
仕事にする
自由を
手にした。
→富の蓄積。
より広範囲、
より長時間での
交換が可能。
→人々の暮らしは、
飛躍的に
豊かになった。
・文明や経済発見の歴史
= お金という概念の発展の歴史
・人間の
「働く」という
行為を
多様で
豊かにする
偉大な発明。
・トルコが位置する
→世界で最初の
貨幣(コイン)が生まれた地域。
「エレクトラムインゴット」
→リディア(紀元前7世紀頃)
『歴史』ヘロドトス著
・お金としての
必要な機能
(交換の媒介物)
→価値の交換と
支払いの手段になること。
価値の尺度たりえること。
価値の蓄積保存ができること。
・イスラム帝国の「小切手」
→紙幣の原型
国家でなく、
銀行が発券した
初めての紙幣。
スウェーデン国立銀行 1668年
→世界最古の中央銀行
・兌換紙幣 イギリス
・不換紙幣(信用紙幣)
・ニクソンショック 1971年
→「交換の媒介物」という存在から、
人と人との間にある
「信頼の媒介物」としての
特性を強めていく。
・信頼がなければ、
人はお金を使えない。
・「交子」という紙幣
→1000年前 宋の時代
歴史上初めて
紙幣を生み出した国。
四川省付近。
・3つの信頼
①紙切れそのものに
その値段の価値がある
という信頼
(国家・銀行・紙幣を作った人への信頼)
②自分が誰かから受け取る
お金に寄せる信頼
(ボロボロの紙幣に価値があるのかという信頼)
③受け取る相手、
他人が
その金額に対して寄せる信頼
・お金を稼ぐことも
お金を使うことも、
本質的には
「信用の取引」
になった。
・アメリカでは、
クレジットカードを
保有することが、
その所有者の
社会的な信用度に直結。
・クレジットカード
→1950年代 アメリカ
ダイナースクラブ(創業者アクナマラ)
・今の私たちがいる
お金の世界も、
ほんの50年前に、
人間によって
つくりだされた
仕組みでしかない。
現代のお金は
「不換紙幣」となり、
「信頼の媒介物」となっている。
信頼がなければ、
お金を使うことすらできない
「新しいお金の世界」が
到来し始めている。
・NEXT11
経済成長が期待される
新興国11か国
韓国
フィリピン
エジプト
イラン
トルコ
メキシコ
ナイジェリア
→20代の頃より
10倍お金持ちになったという
60代の人間を
見つけることは
簡単だ。
だが、
そのうちのだれもが
10倍幸せになった
とは言わないはずだ。
・「人」と「お金」の関係には、
4種類ある。
①幸せなお金持ち。
②お金を持っているのに不幸な人。
③お金がないのに幸せな人。
④お金がなくて不幸な人。
BRAC
黄金のベンガル
「世界最貧国」なのに
「心豊かな国」
→お金がないことと、
心が貧しいこととは別。
→現在のお金の世界に生きる
私たちは、
お金があることを
幸せになるための
必要条件として
思い込んでいる?
・「お金持ちになる」ということの
本質的な意味。
→人間が持つ、
平等で
絶対の
資産である
「時間」を
自らのものとして
使える。
→「他人の時間」を
お金で使えるようになる。
Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.
・「幸せ」とは、
自らが考える
「理想」
を実現した状態。
・「世界最貧国」の定義
→お金があるかどうか。
つまり、
経済的に、
物質的な豊かさで
評価された表現。
その国の人々が
いかに心豊かで、
信頼関係に恵まれているか
について考慮されない。
→保有するお金の量と
幸せの大きさは
比例しない。
→日本人と同じくらい稼いで、
世界でもっとも短い時間しか
働かない人々。
→働く時間と
幸せな時間の長さも
比例しない。
・なぜ日本人は
「幸せな時間」
を増やすことが
できないのか?
→「お金を稼げば、とりあえず幸せになれる」
という観念が
存在しているから?
・お金を「目的」にして振り回される人。
お金を「道具」として使いこなす人。
・お金を「目的」として捉える人。
→お金がないと
幸せになれない。
お金があれば
幸せになれる。
お金とは、
自分の働く時間と
交換して得るもの。
サービスや製品の対価として
支払うお金は
なるべく
少ないほうがいい。
無意識で、
お金は面倒くさいもの、
ありすぎると不幸になるもの
として見ている。
→お金自体の
価値とパワーを
盲目的に信じて
「道具」
であることを
見落としている。
→手に入れることが
「幸せ」につながる
とする考え。
→お金そのものを
生きる「目的」
とする考え。
でも、
どこかで
お金自体を
汚いモノとして
捉えている。
→ネガティブな
お金観を持つ人が多い。
・お金を「道具」として捉えている人。
→お金とは
本質的には
無価値だが、
人間が発明した
偉大なる
「信頼の媒介物」
である。
最も大切なことは、
人と人との
信頼関係そのものを
醸成していくこと。
お金とは
自らが生み出した
付加価値の対価として
受け取るもの。
お金を支払うということは、
その相手に
自らの信頼を渡す
ということ。
だから、
必ずしも
安ければ良い
というわけではない。
お金は、
他者との信頼関係を築き、
その信頼を交換し合い、
自らの理想を
実現させるためのもの。
→ポジティブな
「道具」として
捉えている。
・ウガンダ
→お金を寄付してもらうことが
生きる目的となった人々。
何の迷いもなく
外国人には
ダメ元で
寄付を求める
という雰囲気。
2000年代前半まで、
国家予算の
約半分に相当する額を
国際的な援助に依存。
「魚は与えるけど釣り方は教えない」援助。
→ただの
「お金をくれる人」と
「援助を請う人」という
浅はかな関係。
→出会えてよかった
とうい喜びや、
信頼関係のある絆は
何も生まれない。
→お金を増やすことはできない。
幸せは何も生まれない。
・信頼を築かずに得たお金は、
人を遠ざけていく。
・お金を、
自分と他人が
幸せになるための
道具として
使う。
→他者を支配するために
お金を使う
のではなく、
自身と他人を
幸せにする
何かをつくり出すために
お金を使う。
・お金が欲しいのならば、
お金を稼ぐ(働く)こと。
お金を使うことを通じて、
他者との信頼関係を築くこと。
→誰かと誰かの
信頼関係があるところに
お金は集まってくる。
「Crunch Base」サイト
信頼の可視化。
→お金が貴いのは、
それを
正しく得ることが
難しいからである。
さらに
正しく得たものを
正しく使うことが
難しいからである。
・私たち人間は、
お金を
コントロールできるほど
成熟していない。