ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ読書記録No.147 『二人の乞食』タルムードより

 

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《二人の乞食》

 

 

 

 中世の

 ある時に、

 二人のユダヤ人の乞食が、

 キリスト教王国フランスに

 やってきた。

 二人は

 生き延びていくために、

 お金を集めようと考えた。

 

 一人は

 ユダヤ教の象徴の

 ダビデの星を置いて、

 道端で恵みを乞うた。

 もう一人は、

 十字架を

 布の上に置いて、

 道行く人に

 恵みを乞うた。

 

 当時のフランスは、

 キリスト教徒が

 圧倒的に

 多かったので、

 当然十字架を置いたほうに

 多くの硬貨が

 投げられた。

 十字架のほうの

 ユダヤ人に

 お金が貯まると、

 物陰で

 そのコインを

 ダビデの星

 置いている

 もう一人の

 ユダヤ人に

 渡した。

 

 ダビデの星のほうに

 硬貨が山と積まれ、

 十字架のほうには

 まったくない

 という状況を

 わざと作ったのだ。

 

 たまたま通りかかった

 キリスト教の神父が、

 十字架のほうの布には

 全く硬貨がないのに、

 ダビデの星には

 山ほど硬貨があるのを見て、

「これは、

 キリスト教徒の

 乞食の方よ、

 お可哀そうに。

 キリスト教の神父である

 私が

 ユダヤ人に負けないくらいに

 お金を

 お恵みさせていただきます」

 と言って、

 何枚ものコインを

 十字架のほうの布に

 置いていった。

 こうしたことを

 何日も繰り返して、

 二人は

 商売を始める元手を

 稼ぐことができた。

 

 

・人とお金を動かす

「仕組み」

 を作る。

 お金を生み出す

「プラットホーム」

 を作る。

 

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