ひょっぽこ読書記録No.88 『世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと』トニー野中 王様文庫 ー抜粋22箇所
『世界の大富豪2000人が
こっそり教えてくれたこと』
トニー野中
王様文庫
・いわゆる
「成功者」や「お金持ち」と
言われる人たちは、
世の中
全体で
10%ほどいて、
そのうちの
7%は、
先の想像のように
「お金は
あっても
時間がないとか、
人間関係や健康に
恵まれておらず、
本当に
幸せではない」と
言われています。
けれども、
残り
3%の
人たちだけは、
違うのです。
世の中には、
莫大な富を
築きながら、
信頼できる
愛すべき人に
囲まれ、
心満たされる
とても
快適な
人生を
送っている
大富豪たちが、
確実に
存在しています。
・お金持ちに
なるために、
一番
重要なことは
何だと
思いますか?
それは、
儲けのノウハウでも、
儲かるビジネスモデルを
探し当てることでも
ありません。
まして、
頭の良さや、
体力、
才能も
関係ありません。
答えは、
自分の
「器」を
大きくすることです。
・実際のところ、
「お金を
使っても、
減ることがない」
という、
豊かな
ライフスタイルを
築いているのは、
あるいは
ロスチャイルドといった
有名人ばかりでは
ありません。
世に
まったく
出ていない
無名の
大富豪は、
案外と
多く
います。
しかも
日本にも
います。
「いやあ、
トニー君、
お金って
減らないね」
会うたびに
そう
言葉を
投げかけてくれる
彼は、
80歳にして、
200億円の
資産を
持っています。
多くの
不動産を所有し、
毎日、
愛犬と
散歩がてら
出かけていっては、
汗水流しながら、
自分が
所有する
マンションの
掃除をしています。
別に
ケチで
清掃会社を
雇わないのでは
ありません。
業者に
委託しつつ、
さらに
心を込めて、
自分で
細部まで
清掃して
回っているのです。
そうやって
毎日
体を
動かしているから、
彼は
非常に
「健康」
です。
いくつになっても
登山やスポーツを
楽しみ、
美味しいものを
食べられる
健康に
恵まれているのです。
「トニー君、
お金で
人は、
幸せには
なれないんだよ」
「お金は
ゴールではない。
必要な程度の
お金が
あればいい。
お金は、
あってもなくても
いいのだ」
・重要なことは、
彼らは
決して、
「自分が
億万長者に
なれるわけがない」
とは、
考えなかった
ということです。
“サーカスの蚤”
の話を
聞いたことが
ありますか。
蚤を
小さな瓶に
閉じ込めておくと、
しばらくは
逃げようとして
高く
跳ねますが、
何度も
フタに当たって
失敗するうちに、
高く
跳ぶことを
諦めるように
なります。
そして
心に
ブレーキがかかって、
瓶の外に
出しても
瓶の高さまでしか
跳べなくなって
しまうのです。
幸せな
成功者になるのも
同じで、
私たちは
3、4歳のころから、
様々な
世間の常識に
もまれるうちに、
「自分は、
これくらいにしか
なれない」
という
ブレーキが
心にかかります。
しかし、
そのブレーキを
外しさえすれば、
空高く
跳べる能力は、
また
再び
解放されるのです。
しかも
現在、
どんな状況だろうが、
学歴が
あろうがなかろうが、
性別や年齢にも
まったく
とらわれず、
大富豪になることは
できます。
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「幸せな成功者」
を目指すには、
時間と収入が
比例するような
仕事から
抜け出さなければ
ならないのです。
これが
「経済の自由」
の意味です。
・彼らが
お金を使うときは、
単に
「ほしいから」
というだけではなく、
ひとつひとつ、
きちんと
目的があるのです。
彼らのように、
目的を考えて
消費する習慣を
つけなければ、
ただ
物欲のままに
お金を使う
生活から
抜け出せません。
もし
何か
ほしいものがあるなら、
まず
買う前に、
「それを
購入することによって、
どんな価値が
自分に
プラスできるか?」
と考えることです。
旅行にしても、
ちょっと
気分転換するためだけなら、
そんなに
お金をかけるだけの
価値は
ありません。
しかし、
勉強になるなら、
いくら
かかろうが
どんどん
自己投資すれば
いいのです。
あとは、
それを元に
自分のレベルを
上げるだけなのですから。
・大富豪には、
熱心な
キリスト教徒もいれば、
イスラム教徒もいますし、
日本人であれば
毎年のように
初詣を
欠かさない人が
ほとんどです。
ただ、
神様や
何か
目に見えない
存在に
「願掛けをする」
ことは
ありません。
というのも、
お金を
儲けたり
その他の
目標を
達成したりするのは、
あくまで
自分の
努力と
自分の
周りの人のおかげで
成し遂げることであり、
そのことで
神様の力を
借りようなどという
発想が、
もともと
ないからです。
むしろ
お参りなどを
するのは、
感謝の気持ちを
伝えるためです。
「昨年は
大きな
売り上げを
上げることが
できました。
ありがとうございます」
願掛けも
していないのに
感謝だけする
というのも
不思議な話ですが、
大富豪の思考とは、
こういう
具合なのです。
他力本願で
お願いだけして、
叶わなかったら
神様に
八つ当たり
なんてことは、
間違っても
ありません。
・放っておけば
物事を
悪い方向に
捉えたがるのは
人間の性です。
でも
それは、
自分自身を
生かしておくために
危険を察知し、
避けるために
備わっている
「脳の自然な作用」
です。
たとえば
山道を
歩くときに
「崩れるかも」
と思えば、
そこを
避ける。
その結果、
事故に遭う
可能性は
少なくなるでしょう。
こうした
原始時代から
育まれてきた
脳の機能が、
現代になって
「路頭に迷ったら
困るから、
今の会社にいよう」
とか、
「大損するかもしれないから、
投資には
手を出さないでおこう」
といった、
成功を阻む
ブレーキに
なっているのです。
幸せな
成功者たちは、
どうやって
この脳のブレーキを
外しているのか?
それが
「自分は
運がいい」
と確信することなのです。
「自分は
運がいい」
という
メンタルを
つくったあと、
次に
あなたに
受け入れてほしい
習慣は、
「1つ得たら、
1つ何かを差し出す」
という
習慣です。
「成功するためには、
自分が
何かを
犠牲にすることが
必要だ」
実際に
そう言う
成功者もいます。
まさに
ギブ・アンド・テイクで、
何かを
手に入れたなら、
その分、
何かを
捨てなければ
バランスが
取れないのです。
これは
理屈では
ありません。
おそらく
人間は、
所有できるものの
数が
決まっているのだと
思います。
「トニー君、
諦めたら
成功しないよ。
道が
閉ざされてしまうよ」
「成功するまで
続ければ、
失敗は
すべて
成功への過程の
『いい経験』
になる」
・目標や夢の
大きさと、
試練の度合は
比例しますから、
大きい目標であれば、
難易度の高い
試練が
押し寄せてきます。
それを
誰もが、
すんなりと
乗り越えられるわけでは
ありません。
実際に
世界の大富豪でも、
会社を倒産させ、
破産した人は
大勢いるわけです。
ところが
それすらも
「成功するまでの過程」
と捉え、
数年で
再び
もとのレベル以上の
カムバックを
遂げるのが、
幸せな成功者なのです。
そうした
不屈の強さを
身につけるには、
まずは
「やろう」
と決めたことを
実践することです。
三日坊主も
10回
繰り返せば、
三日坊主では
なくなります。
それを
20回もやれば、
いつの間にか
「習慣」
になります。
「お金を授かったこと」
に感謝しているから、
1円たりとも
無駄にしていい
とは考えない。
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・哀しい事例なので
あまり
紹介したくないのですが、
私の友人の
話をしましょう。
サラリーマンだった
彼は、
「レストランを開業したい」
という
夢を持っていて、
それこそ
寝る間も
惜しんで
働いていました。
そして
努力の末、
2年間で
3000万円という
お金を貯めることに
成功しました。
しかし、
働きすぎが、
マイナスに
出たのです。
重い病気にかかって、
その後
2年間も
入院することになり、
せっかく貯めた
3000万円を
入院費として
残らず
使ってしまいました。
要するに、
無一文に
なってしまったのです。
・働けば働いた分だけ
お金が
入ってくる、
「労働時間と
収入は
比例するものだ」
と考えている方には、
「働く時間と、
収入は
反比例する」
という
考え方は、
非常に
衝撃的かもしれません。
・時間の
切り売りを
増やせば増やすほど、
収入の効率は
悪くなって
いきます。
・幸せな成功者と
不幸な成功者の
時間の使い方で
決定的に
違うのは、
前者が
「自分で
コントロール
できるものに
時間を使う」
のに対し、
後者は、
「自分が
コントロール
できないことに
時間を使っている」
ということです。
・忙しく
働いているにも
関わらず、
お金が
なかなか
貯まらない
という人は、
やはり
「自分が
コントロール
できないこと」に
時間を
使っていると
思われます。
「どうして
上司は
わかってくれないんだ」
と不満で
頭を
いっぱいにしたり、
子どもに
お説教することに
長い時間を
費やしたり……。
悩んで
憤っても、
何かが
変わるわけでは
ありません。
「忙しい」
が口癖に
なっている人で、
成功する人は
いない。
・そもそも
「忙しい」
というのは、
他人に
時間を
支配され
振り回されている
状態です。
何かに
支配されている状態を、
大富豪たちは
もっとも
嫌いますから、
彼らは
早急に
手を打って
時間を
自分の支配下に
置きます。
「忙しい」が
口癖の人の
多くは、
たくさんの
事務的な仕事を
自ら
抱え込み、
あたふたすることで
時間を
費やしています。
「忙しい!」
「時間がない!」
が口癖になっている
上司を見れば、
明らかでしょう。
・間違っては
いけないのは、
幸せな成功者だって
たくさんの
リスクを
抱えていますし、
暇を
持て余しているわけでは
ないということです。
それでも
「忙しい」などと
ネガティブなことを
言わず、
少ない時間の中で
できることを
考えるのです。
「忙しい」を
口にする人々は、
それを
言い訳にして、
やるべきことから
逃げていることが
ほとんどです。
趣味に費やす時間や、
家族と過ごす時間や
親孝行する時間が
とれないなどは、
その典型です。
人一倍
大きな仕事を
している人が、
一番
遊んでいるし、
家族との時間も
大切にしています。
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「目覚めてから、
起き上がる前の
時間がいいんだよ」
目が覚めたら
すぐに、
一気に
掛け布団を
払いのけて
飛び起きる……
実は
これは
少し
もったいないことなのです。
というのも、
「まだ
ちょっと
寝たいな」
と頭が
ボーッとしているときこそ、
脳は
最高の状態に
なっているからです。
つまり、
脳内に
アルファ波が
出ていて、
潜在意識と
顕在意識が
つながっています。
「夢の中の
出来事が
現実のように
感じられている」
といった
経験をする方も
多いのでは
ないでしょうか。
その時間を
利用すると、
常識を超える
クリエイティブな
発想が
できますし、
「自分が
心から
望んでいる
心地よい
目標」も
表に
出ています。