ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ独学ノート ー抜粋8箇所

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    独学抜粋ノート

 

 

 

・「金の冠をかぶった雀」

 ソロモン王は

 ユダヤ

 最も有名な王である。

 賢者の王は、

 ワシの背に乗って

 空を飛び、

 国内の隅々まで

 視察して回った

 と言われている。

 ある日、

 ソロモン王が

 ワシの背に乗って、

 エルサレムから

 はるか彼方の国を

 目指して

 飛んでいたとき

 たまたま

 体調が悪くて

 ワシから

 落ちそうになった。

 それを見ていた雀が

 何百羽と寄ってきて、

 ソロモン王が

 ワシの背中から

 落ちないように

 支えた。

 これに感謝した

 ソロモン王は

 雀たちに、

「お前たち雀に

 何でも

 欲しい物を上げよう」

 と言った。

 雀たちは

 巣に戻り、

 何をもらうか

 大議論した。

 しかし、

 それぞれ

 勝手なことを言って、

 なかなか

 ひとつに

 まとまらない。

「いつでも

 身を隠しておける

 ブドウ畑」

「いつでも

 水が飲める

 池」

「いつでも

 食べ物に困らないように

 野原に食べものを

 まいてもらう」

 という意見もあった。

 そんな中で、

 ある雀が

「ソロモン王と

 同じような

 金の冠をかぶって

 飛んだら、

 さぞかし

 誇らしく

 カッコイイだろう」

 と言った。

 すると、

 雀たち全員が

「そうだ、そうだ」

 と賛成し、

 意見がまとまった。

 雀の代表が

 ソロモン王のところに行き、

「王様と同じ

 金の冠を

 雀全員に

 ください。

 それが

 私たちの

 願いです」

 と申し出た。

 それを聞いた

 ソロモン王は、

「それは

 あまり

 良い考えではないな。

 もう一度

 考え直しては

 どうだ」

 と助言した。

 しかし、

 雀たちは、

「ぜひ

 王冠を

 ください」

 と繰り返した。

「それほど

 言うなら

 仕方ない」

 と、

 ソロモン王は

 雀たちの願いを

 叶えた。

 金の冠をかぶった

 イスラエルの雀たちは

 喜々として

 大空を

 飛び回った。

 今まで

 猟師たちは

 雀などに

 目もくれていなかったが、

 金の冠をかぶっているために

 全国で

 雀が

 狩られるようになった。

 仲間たちは

 みんな

 撃ち殺され、

 イスラエルの雀は

 とうとう

 五羽に

 なってしまった。

 最後の五羽は

 ソロモン王のところに

 命からがら

 駆けつけ、

「私たちが

 間違っていました。

 金の冠は

 もう

 いりません」

 と言った。

 雀からは

 金の冠が

 取り外され、

 少しずつ

 雀たちは

 平和を取り戻し、

 何年かのうちに、

 また

 元の数に戻った

 ということだ。

 

 

 

・好む

 好まざる

 にかかわらず

 人は

 金を得るために

 その時間……

 人生の多くを

 使っている。

 言い換えれば

 自分の存在……

 命を削っている……

 存在そのものを

「金」に

 替えているんだ。

 つまり、

 人は皆

 サラリーマンも

 役人も

 命がけで

 金を得ている。

 気が付いていないだけだ。

 極端に

 薄まっているから

 その本質を

 多くの者が

 見失っているだけ。

 金は尊い

 お前らの

 認識、想像より

 はるかに尊い

 

 

 

・Cis

→時間は

 過ぎるものではなく、

 使って消費するもの。

 人生は

 常に

 時間と行動を

 等価交換するもの。

 

 

 

・想像してみろ。

 何も築いてこなかった

 お前らに

 どこまで

 想像が届くか

 わからぬが。

 想像してみろ、

 いわゆる

 ルールの上を行く

 男たちの人生を。

 お前らのように

 ボーッとしちゃいないぞ。

 小学中学と

 塾通いをし、

 常に

 成績は

 クラスのトップクラス、

 有名中学、有名進学校

 受験戦争のコマを進め、

 一流大学に入る。

 入って3年もすれば

 今度は

 就職戦争。

 頭を下げ、

 会社から会社を

 歩き回り、

 足を棒にして

 やっと取る

 内定。

 やっと入る

 一流企業。

 これが

 一つのゴールだが……

 ホッとするのも束の間、

 すぐに気が付く、

 レースが

 まだまだ

 終わっていないことを……

 今度は

 出世競争。

 まだまだ

 自制していかねばならぬ。

 ギャンブルにも

 酒にも

 女にも

 溺れず、

 仕事を

 第一に考え、

 ゲスな上司にへつらい、

 取引先にはおべっか。

 遅れず

 サボらず

 ミスもせず……

 毎日

 律儀に

 定時に

 会社へ通い、

 残業をし、

 ひどいスケジュールの

 出張をこない……

 時機が来れば

 単身赴任。

 夏休みは数日。

 そんな生活を

 10年余続けて

 気が付けば

 もう若くない。

 30代半ば……

 40……

 そういう年になって

 やっと

 貯えられる預金額が

 1千……2千万

 という

 金なんだ。

 わかるか?

 

 

 

・2千万は

 大金……

 大金なんだ。

 世間一般の道……

 つまり

 命を薄めて

 手に入れる場合は

 これだけのことを

 しなければ

 ならない。

 それに比べて

 お前らは何だ。

 必死に勉強したわけでもなく、

 懸命に働いたわけでもない。

 何も築かず、

 何も耐えず、

 何も乗り越えず、

 ただダラダラと過ごし、

 やったことと言えば

 ほんの数十分の余興。

 なめるなっ!

 あんなもので

 2千万

 という

 大金が

 手に入るかっ!

 お前らのように

 継続した

 努力ができぬ輩は

 本来

 大金なんて

 夢のまた夢……

 それでも

 手に入れたい

 どうしても

 手に入れたい

 となったら、

 これはもう

 命を張る以外ないっ!

 

 

 

・「シアー」

→透明感があって

 肌色を透けさせながら

 発色する

 という意味。

 今、アイシャドウは特に、

 ほぼすべてが“シアー”になっています。

 

 

・「ゲノムコホート研究」

→疫学研究のひとつで、

 多くの人の

 ゲノム情報を含む

 身体データ・生活習慣・環境

 性格や行動パターンなどを

 長期間にわたって

 観察する手法。

 たとえば、

 食習慣や普段のスキンケアにより、

 将来シミができやすい

 といった傾向などを

 予測することが可能に。

 

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