ひょっぽこ読書記録No.109 『人たらしのブラック心理術』内藤誼人 だいわ文庫 ー抜粋6箇所
『人たらしのブラック心理術』
初対面で100%
好感を持たせる方法
だいわ文庫
・アマンダ・ベネットという
米国経済学者が、
「コミュニケーション・スキル」
の割合が
どれくらいなのかを
試算してみたことがある。
人間関係の能力が、
どれくらい
ビジネスに寄与しているのかを
調べたものであるが、
この試算によると、
なんと
米国GDPの
26%(!)が、
コミュニケーション・スキルが
生み出すものであったという。
人間関係を
円滑にすることは、
ビジネスに
大いに関係があるものである。
本書で紹介する
「人たらし」
の技術は、
どんな業種の人にとっても、
大いに益するところが
あるはずだ。
・多くの場合、
人間関係の問題は、
食事によって
回避できる。
すべてとは言わないが、
多くの場合には、
食事をとることによって、
衝突を回避できる
ものなのだ。
ナーグラー博士は、
「空腹を満たせば、
喧嘩の半分は
回避できる。
喧嘩すべき相手は、
実は、
血糖値なのだ」
と述べている。
まさに
その通りだと
筆者も思っている。
私たちは、
お腹が空いていると、
無性に
怒りっぽくなる。
だから、
怒りっぽい相手と
議論をする必要が
あるときなどは、
何でもいいから
食べてから
やったほうがいい。
お腹がいっぱいなら、
それなりに
冷静になって
くれるだろう。
お昼前に
会議や打ち合わせをすると、
「そろそろ
お昼だな」
と思った瞬間に、
いきなり
意識が
会議のテーマとは
別のところに
流れてしまうことがある。
こういう経験は、
皆さんにも
あるのではなかろうか。
お昼や夕飯が近づくと、
すべてのことが
面倒くさくなって
しまったり、
不用意に
他人に
八つ当たりし始めたり
するのである。
状況が許すなら、
怒りっぽい人と
話し合いをするときには
絶対に
何かを
食べさせたほうがいい。
そうすれば
相手は
心理的に
打ち解けたムードに
なってくれるからである。
最近では、
交際費を節約する
意味で、
接待などで
食事を
ともにすることが
減ってきているとはいえ、
許されるなら、
一緒に食事をとろう。
これを
説得学では、
「ランチョン・テクニック」
と呼んでいる。
ビジネス・ランチを
一緒にとれば、
一気に
親密になれるものなのである。
相手に
食事を勧められるような
状況でないなら、
少なくとも、
自分だけは
軽く
何かを食べておこう。
空腹だと、
誰でも
イライラしやすい。
それを
避けるために、
あなただけは
食事をしておくのである。
大切な人と会う
朝には、
しっかりと
朝食をとっておく。
朝食を抜いて
人に会うと、
お昼のことが
気になって、
どうしても
そわそわしてしまう。
それが
神経質そうな
イメージを
相手に
与えてしまうかも
しれない。
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・ある心理学者が、
私たちの
頭の中に入っている
話題の
“ネタの総量”を
試算してみたことがある。
私たちが、
どれくらいの
ネタを
他人に話せるのかを
調べてみたのだ。
その結果
わかったことは、
普通、
人の頭の中には
平均して、
20~30時間分の
ネタのストックしかない
ということであった。
つまり、
ある人と
20時間も
一緒にいて
おしゃべりしていたら、
ネタが
尽きてしまう
ということである。
20時間で
会話のネタが
つきてしまうのだとすると、
それ以降の会話は、
すでに聞いた
話題に戻ってしまう。
そのため、
「もう、
その話は
聞いたんだけどな」
と相手を
退屈させてしまうことに
なるのだ。
では、
相手を
飽きさせないためには、
どうするか。
それには、
頭の中にある
ストックに
頼ろうとせず、
たえず
新しい情報を
仕入れる必要がある。
私たちの
話題のネタには
限りがあるわけだから、
新しいモノを
どんどん
仕入れるのである。
そうすれば、
いつまでも
飽きられることがない。
人たらしは、
往々にして、
圧倒的な
雑学力を
持っている。
「よく知っているなあ」
という
雑学を、
たくさん
仕入れていくのだ。
しかも、
それを継続する
力がある
という
特徴がある。
一般論としていえば、
私たちは、
自分の知らないことを
聞くのが
大好きだから、
雑学の量に比例して、
その人の魅力は
高まっていく。
SF作家の
「人間は、
無用な知識の数が
増えることで
快感を
感じることが
できる
唯一の動物
である」
という
名言を
残している。
そう、
私たちは
無用な知識を
知るのが
楽しいのだ。
だからこそ、
圧倒的な雑学力を
身につけ、
それを
他人に話して
聞かせることが
できる人は、
人に好かれるのである
・どういう男が
飲み屋の女性に
モテるのか
というと、
それには
いくつかの
共通点がある。
頭に思いつくままに
列挙しても、
①しつこくない。
②明るく社交的である。
③金払いがいい。
(ケチではない)
④リラックスしていて、
余裕を感じさせる。
⑤話題が豊富である。
(同じ話を2度やらない)
という
特徴がある。
この特徴は、
人に好かれるときの
ポイントでもある。
しつこくて、
暗くて、
ケチで、
神経質そうで、
退屈な話を
何度も何度も
している人は、
例外なく、
飲み屋の女性に
嫌われる。
こういうタイプは、
人を
うんざりさせてしまうのだ。
・最後に、
いい声を出すための
トレーニング法も
紹介しておこう。
堅い
がっしりした声に
したいときには、
「カケキコク」や
「タテチトツ」、
口を
滑らかに
したいときには
「ラレリロル」、
声を
スムーズにだすように
したいときには、
「ハヘヒホフ」や
「パペピポプ」、
柔らかな声を
出したいときには
「マメミモム」の
発声トレーニングが
有効である。
・人を
どれくらい
喜ばせたのか
という
データを
とるようにすると、
「自分」
というものが、
よく見えてくる。
自分なりの
人付き合いの法則というか、
既製品の法則ではなく、
“自分だけの法則”が
わかってくるのだ。
これが、
みなさんの
人たらしのスキルに、
さらに
磨きをかけていく。
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