ひーぶろぐ。

読書していたときに心に触れた言葉を残しています。

ひょっぽこ独学読書ノートNo.68 『マンガ ウォーレン・バフェット』森生文乃 パンローリング ー抜粋11箇所

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『マンガ ウォーレン・バフェット

   森生文乃

    パンローリング

 

 

 

・投機家の

 最大の

 関心事は

 株価の

 変動を予測し、

 利益を得ること、

 投資家の

 最大の

 関心は

 適切な株を

 適切な価格で

 所得して

 保有すること

 にある。

 つまり、

 投資家は

「企業」を、

 投機家は

「株価」

 すなわち

「ほかの投資家の動き」

 を見て

 行動するのだ。

 

 

・賢明なる投資家は

 日々の株価ではなく、

 企業の本質価値に

 注目する。

 詳細な分析によって

「適正な株価」を

 判断し

 それよりも

 値を下げている

「割安の株」

 を買うのである。

 

 

「先生、

 質問です」

「どうぞ」

「適正な価格が

 どうやって

 決まるのか

 わかりません。

 例えば、

 僕が

 ある企業の株を

 買うとします。

 100の価値のものを

 50で買ったとします。

 でも、

 価値通りの

 価格になるには、

 大勢の人が

 100だということを

 認めないと

 いけません。

 人びとは

 どうして

 それを100だと

 認めるのでしょう。

 誰も操作しないのに、

 その価値通りに

 なるのですか?」

「そうなんだよ。

 私にも

 よく

 わからないが

 経験から言って

 マーケットは

 いずれ

 本来の価値に

 見合った価格に

 落ち着くんだ。

 まるで

 神がいるように

 感じるよ。

 それが

 マーケットの

 不思議なところだね」

 

 

・買うのは企業。

 株ではない。

→目先の利益に

 とらわれず、

 企業

 および

 経営者の

 質を

 見極めること。

 

 

「バフェットさん

 株というのは

 面白いですか?」

「ええ。

 私は

 5歳のころから

 お金について

 考えてきましたが、

 金持ちになるには

 株が一番です」

「なぜ

 一番なのですか」

「資本主義経済の

 世の中だからです」

 

 

・フィッシャー理論

①経営者の資質

→優良企業は

 業績・経営者

 ともに

 優れているものだ。

 経営者は

 有能か、

 誠実か、

 株主志向か、

 従業員関係は良好か、

 長期的に

 成長できる

 仕組みを

 構築しているか

 が重要。

②企業の姿勢

→優れた

 商品・サービスを

 提供するだけでなく、

 研究開発や

 市場調査、

 マーケティング

 注力しているか、

 コスト削減の

 努力をしているか

 が重要。

 低コスト体質を

 維持し、

 利益率のアップを

 図っている企業は

 不況に強い。

③投資家の心得

→まず

 企業を理解する

 努力をする。

 そして

 投資先を絞り、

 自分の

 熟知している

 企業だけに

 集中投資すること。

 

 

・企業に関する3指針

①単純明快な企業を選ぶ。

→投資先企業の

 事業内容や収益源を

 どれだけ

 理解しているかで

 成功が決まる。

②業績の安定している

 企業を選ぶ。

→長期にわたり、

 同じ

 製品・サービスを

 提供し、

 時の試練に耐え、

 好業績を上げてきた

 企業のほうが

 リストラ中の企業よりも

 安全確実。

③将来の見通しの

 明るい企業を選ぶ。

→規制を受けず、

 常に

 需要があり、

 代替品のない

 製品・サービスを

 提供する

 フランチャイズ企業なら

 価格決定力があり、

 インフレに強い。

 

 

・経営にかんする指針

①合理的な

 資金配分を

 行う。

→再投資に回すか、

 株主に還元するか、

 企業の

 ライフサイクルに

 合わせて

 判断する。

 投資効率の

 低いときは、

 自社株買いか

 配当で

 株主に

 報いるべき。

②情報開示は正直に。

→良いことも

 悪いことも、

 ごまかさず

 ありのままに

 報告すること。

③大勢に流されないこと。

→安易に

 他の経営者の

 真似をする、

 従来型の

 路線に

 やたら

 こだわる、

 余剰資金があると、

 不必要な計画を

 立てる、

 不合理な事業でも

 トップが乗り気だと

 部下が従う、

 盲目的に

 同業他社を

 追随する

 ――こんなときは

 要注意。

 経営者の

 自制心の欠如、

 他と比較する癖、

 能力の過大評価が

 失敗の原因となる。

 

 

「君が

 売ろうとしている

 再保険なんて

 バカなもの

 誰も買わないよ」

「あなたは

 まだ

 そのバカなものを

 ご存じないじゃ

 ありませんか」

 

 

・バフェットは

 一度買った

 企業を

 切り捨てる

 ということを

 しません。

 問題が起こったら

 プラスとマイナスとを

 はっきりさせ

 素直な態度で

 臨みます。

 書いてしまえば

 簡単ですが

 これは

 容易なことでは

 ありません。

 

 

・余談ですが

 バフェットは

 ジョークや

 たとえ話が

 大好きです。

 ソロモンの

 危機のような

 異常事態の中でも

 冷静さを

 失わないこと。

 もし

 焦って

 なりふりかまわず

 行動してしまうと

 あとで

 恥ずかしいですよ

 ということを

 こんな

 たとえ話に

 しています。

「大波がきたと

 するでしょ。

 波の中で

 人それぞれの

 自分流の

 泳ぎ方を

 するわけなんだけど、

 大波が

 引いてしまうと

 素っ裸で

 泳いでいた人が

 ばれるんですよ」

 

 

マンガ ウォーレン・バフェット

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